きちみや

こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。

 

 

男女ともに、悩ましい薄毛は、できるだけ早く治してしまいたいですよね。

 

 

薄毛の悩みは、男性なら早い方で20代後半には、もう症状が現れはじめます。

 

 

女性なら、30代半ばからボリュームの減少を感じつつ、50代過ぎには髪のやせ細りを実感し、真剣にケアに取り組み始めます。

 

 

男性は薄毛治療薬という治療手段がありましたが、効果的な治療薬のない女性の場合、以前なら、なすすべもなく薄毛が進行していくものでした。

 

 

ところが、今ではクリニックで、男性のAGAと同じように、女性のびまん性脱毛症の進行も、止めることが可能です。

 

 

その女性の薄毛治療を実現させたのが、

毛髪再生治療です。

 

 

ところが、これも各クリニックで名称が違い、どれがいいのやら、さっぱり分からなくなります。

 

 

 

そこで、ここでは毛髪再生治療と呼ばれているものに、どのような治療法があるのか、それぞれの治療費用や治療期間なども、チェックしてみたいと思います。

 

 

ベーシックなところを捉えてみてくださいね。

 

髪がスカスカでも間に合う!?毛髪再生医療の種類と特徴とは?

 

注射針とAGA薬



クリニックにおける薄毛治療には、薬を服用しての治療法と、毛髪再生治療の2種類が、主な治療法として確立し、普及しています。

 

 

特に、毛髪再生治療は、その発毛効果を実感できるまでが短く、即効性を期待できることから、徐々に薄毛治療の主流になりつつあります。

 

 

もう一つの特徴としては、有効成分を患部(頭皮)に直接、注入する方法であることから、内服薬のような副作用が起きにくいということもあり、女性の薄毛治療の実現にも大きく貢献している新しい治療法です。

 

 

では、実際に行われている毛髪再生治療の中から、主だったものを見ていきます。

 

 

実績高いHARG療法

 

注射針と薬剤



HARG療法とは、日本で開発された毛髪再生医療の先駆けです。

 

 

最初の臨床はアメリカと韓国で行われましたが、その後、2005年より日本でも臨床が始まりました。

 

 

HARG療法の扱いは許可制

 

 

HARG療法は、どこのクリニックでも扱えるわけではありません。

 

 

日本医療毛髪再生研究会によって、「施術する条件に適っている」と認定されたクリニックでのみ許可されています。

 

 

また、HARGカクテルと呼ばれる、調合薬剤の成分内容に手を加えることは認められていません。

 

 

いっとき薬剤を薄めたり、アレンジしたりと、発毛効果にまで影響を及ぼすケースが、多々見られたようで、現在では、厳しいルールを敷いているようです。

 

 

マキ

真剣に誠実に取り組んでいないと、認可も取り下げられるのね・・・。

 

サチコ

真剣に薄毛を治したい患者からすれば、どんどん厳しくしてもらいたいですね。

 

 

HARGの治療法とは、発毛環境を整えるための育毛メソセラピーの成分と、脂肪幹細胞から抽出された150種類以上の「成長因子」を含む、タンパク(AAPE)パウダーを調合した「HARGカクテル」を、頭皮に注入して発毛機能を蘇らせる、という再生医療です。

 

 

HARGカクテルが注入されると、もともとあった髪をつくる「幹細胞」が強力に刺激されて活性化します。

 

 

すると、幹細胞自らが「成長因子」を分泌し続けるため、治療後も発毛が続くということです。

 

 

ただし、永遠に生え続けるわけではなく、加齢(老化)によって、発毛機能は次第に衰えていく、ということです。

 

 

サチコ

これは、肌の再生医療でも同じですね。

 

 

肌の再生治療では、3~5年に1度くらいのメンテナンスで肌の状態が維持できますが、これも加齢とのせめぎ合いなので、人それぞれですね。

 

 

HARG療法は、男女を問わず、軽い薄毛~重度の薄毛まで、幅広い症状に対応していますが、

薄毛部分の細胞が生きていることが、必須条件となります。

 

 

【HARG療法の特徴】

 

  • 副作用のリスクが非常に低い
  • 傷あとが残らない

 

 

以上の特徴から、投薬治療に制限のある女性に、とても相性のいい薄毛治療法ということです。

 

  • 1か月に1回の施術
  • 1クール 6~10回を基本とする
  • 1回あたりの価格 約8~12万円
  • 治療終了後の通院は不要

 

 

ただし、男性の場合は、DHT(脱毛ホルモン)の攻撃があるので、発毛効果を維持するためには、フィナステリド、もしくはデュタステリドを服用する必要があります。

 

 

女性の場合は、特にお薬の服用などは必要ありませんが、HARGの治療効果を長く維持するためにも、髪用に特化したサプリメント(ビビスカル・ルグゼバイブ・パントガールなど)を摂るようにするといいですね。

 

 

参考クリニックはこちらから

男性AGA治療おすすめクリニック一覧

女性の薄毛治療おすすめクリニック一覧

 

 



ほとんどのクリニックが採用「発毛メソセラピー(成長因子を含むもの)」

メソセラピー



最近ではお薬治療の専門院などができているようですが、薄毛治療の専門クリニックのほとんどが、発毛メソセラピーを取り扱っています。

 

 

ベースは同じ成分内容で、そこへクリニック独自に有効成分などを加えていくことで、そのクリニックのオリジナルメソセラピーが出来上がっているようです。

 

 

ここでは、そのうちの一つ、湘南美容クリニックの「スマートメソプレミアム」を参考例として、見ていきます。

 

 

発毛メソセラピーが効く「しくみ」とは?

 

 

数多くの成長因子の中から、特に発毛に効果的に作用する五つの成長因子のみを選別し、頭皮(毛根の辺り)に導入することで、頭皮と毛髪の状態を改善し、発毛を促進させる治療法です。

 

 

直接、頭皮に導入された成長因子の働きにより、ミニチュア化された細い毛を太く強く育て、また、仮死状態の毛根を復活させます。

 

 

髪を構成するタンパク質(ケラチン)が占める割合は99%となります。

 

 

そのケラチンが不足することで、髪が弱毛化し、ますます薄毛のリスクが高まっていく、という考えから、ケラチンを増殖することで薄毛を回復させよう、というしくみです。

 

 

皮膚幹細胞から抽出されたケラチン細胞増殖因子(KGF)を、注射もしくはエレクトロポレーションなどで注入することにより、毛根を活性化させ、毛髪の成長を促します。

 

 

発毛メソ5つの有効な成長因子

 

 

ケラチン細胞増殖因子(KGF)

幹細胞増殖因子(HGF-1)

インスリン様成長因子(IGF)

繊維芽細胞増殖因子(bFGF)

血管内皮細胞増殖因子(VEGF)

 

 

このように、「成長因子の不足」という部分に着目した成分内容となっています。

 

 

メソセラピーを採用する場合は、その成分と特徴や働き等をしっかりと把握しておいてください。

 

 

  • 1か月に1度の施術
  • 1クール 3~16回
  • 1回あたりの価格 約3~8万円

 

 

メソセラピー治療は、基本的にどこのクリニックでも受けることができます。

 

 

AGA治療薬と違って、短期間で効果を得ることができることと、何よりも副作用の心配がほとんどない、ということが最大の利点であり、安心の治療法と言えます。

 

 

男性のAGAの場合は、やはりDHT(脱毛ホルモン)の攻撃が予想されますので、メソセラピーによって短期間で毛髪を再生させた後、薬で毛量の維持を図る、という方法を提案されるはずです。

 

 

関連記事⇒発毛メソセラピー各種の特徴

 



 

自分の脂肪からとった幹細胞を使っての薄毛再生治療

 

細胞培養



肌の再生治療では、同じ間葉系幹細胞を使っての施術は珍しくありませんが、毛髪が再生できるかは新しい試みでした。

 

 

ここは、ケラステム毛髪再生療法を採り上げてみましょう。

 

 

自分の皮下脂肪から採取した幹細胞の活躍とは?

 

 

お腹や太ももなどから、脂肪吸引で、自身の皮下脂肪を少し取ります。

 

 

その脂肪を、幹細胞と脂肪組織に分けたあと、活発な幹細胞と脂肪組織とを混ぜて、薄毛部分に注入していきます。

 

 

この幹細胞が放出する成長因子の働きで、髪をつくる毛包幹細胞が刺激され活性化し、発毛に至る、ということです。

 

 

また、注入された幹細胞により新たな血管が生み出されるので、血流が改善され、髪に必要な養分も潤沢にめぐってくる、というわけです。

 

 

それによって、コシのある太い髪へと成長します。

 

 

自家細胞(自身の細胞)なので、拒絶反応のリスクは非常に低いと言えます。

 

 

また採取する脂肪もわずかなので、ダウンタイムも短く、内出血等の痛みも筋肉痛程度ということです。

 

 

アメリカでは、FDAの認可取得へ向けた臨床試験が始まっており、現在はフェーズ1(安全性)のテストに合格し、フェーズ2(有効性)の認可取得中とのことです。

 

 

現時点では、聖心美容クリニック(毛髪再生外来)でのみ、この施術を行っています。

 

 

FDA(米国食品医薬品局)・・・日本の厚生労働省にあたる米国の行政機関

 

 

  • 施術1回のみ(通院は施術前後の計3回)
  • 価格 150万円(税抜)
  • 処置時間 3~4時間
  • ダウンタイム 1、2週間(術後の腫れや内出血)

 

 

男性の場合は、やはりDHT(脱毛ホルモン)の攻撃がありますので、発毛した髪を維持するためには、フィナステリド、もしくはデュタステリドの服用が必要なようです。

 

 

血液中の「PRP(platelet rich plasma)」を患部に注入する治療法



PRP療法


美肌治療ではよく見られるPRP治療法ですが、薄毛治療にも用いられています。

 

 

ただ、最初に言ってしまいますが、PRPは、そこそこ効果はあるのですが、単独で、というよりかは、何かの治療と併用することで、相乗効果を生み出すサポート的な位置づけと考えておく方がいいかと思います。

 

 

補助的処置として、とても有効ではあります。

 

 

自分の血を使ってPRP(多血症板血漿)毛髪療法

 

 

PRPは自身の血液を採取して、使用します。

 

 

採取した血液を、まず遠心分離機にかけます。

 

 

すると、血小板濃度の高いPRP (自己多血小板血漿:Platelet Rich Plasma )が出来上がるので、それを薄毛の部分に注入していきます。

 

 

PRPにはケガをした時に血を止める役割のほかに、さまざまな成長因子がたっぷりとふくまれており、血管や細胞の修復など、自然治癒を促進させる働きを持つといわれています。

 

 

PRPの働きってナニ?

 

 

マキ

PRPってよく聞くけど、イマイチ、よく分かんないのよね・・・。

 

血液を遠心分離したPRPとは、いったいナニモノでしょうか。

 

 

PRPには、実にさまざまな「命令」が詰まっています。

 

 

血液を遠心分離して濃度の高まったPRPとは、いわば「命令」という名のお菓子の詰め合わせ福袋のようなものです。

 

 

【命令が発動する例】

 

  • 血管が傷つけば、「血管を修復」という命令を出す

    →修復スイッチが入る。

 

  • 肌が傷つけば「肌を修復」という命令を出す

    →修復スイッチが入る。

 

 

PRPとは、自分の血液の中にまんべんなくあった命令因子が、遠心分離機に掛けられた結果、濃度が高まり凝縮されたもの、と考えておいてください。

 

 

よし子ちゃん

つまり・・・ラーメンの器の底に、最後にたまった短いメンみたいなものですね。

 

マキ

ああ、あるいは、カップスープの底に沈んだアルファベットマカロニ、ね!

 

さるん

さるん、あれ食べるのだいすき~♪

 

サチコ

・・・いろんなたとえを、ありがとう。

あと、さるんに、そんなものやったのは、誰かしら?

 

―――さて。

皮膚美容のアンチエイジングでは、PRPを顔に塗布するパックをしたり、注入することで、「肌を修復せよ」の命令が出され、肌が若返ったり、ほうれい線などのシワが消えたりします。

 

 

一方、毛髪アンチエイジングのPRP毛髪療法とは、注入したPRPから放出される成長(命令)因子の働きにより、頭皮の発毛機能を活性化させ、髪を再生させよう、という考え方です。

 

 

自身の血液を使うので、副作用やアレルギー反応を起こすこともない、という点で、安全面でも問題ありません。

 

 

今後に大いに期待される治療法ではあります。

 

 

PRP療法の評価

 

 

皮膚美容(アンチエイジング)でPRP療法を受けた方なら、ピンと来るかもしれませんが、PRP施術のみで、キャッチコピーほどに、肌が何歳も若返った実感を得ることができる方は、むしろ少ないかと思います。

 

 

サチコ

30代後半で、そろそろシワの存在が気になり始めた方なら、満足感を得られますよ。

その後、ほうれい線や目じりのシワなども何年も無縁で過ごせますから。

 

PRPは、もともと備わっている自然治癒力を促進させるものなので、即効性を求めると、ガッカリするタイプの治療法です。

 

 

ですが例えば、何かの施術を受けて、それにプラスする形でPRP療法を採り入れたとき、メインの施術効果そのものの底上げを図ることができます。

 

 

このように、PRP療法に関しては、一般病院(形成外科、歯科口腔外科など)や美容クリニックなど、さまざまな分野で臨床使用されていますが、まだ単独で毛髪再生治療法としては確立されていません。

 

 

成績は一定していないものの、現段階では、今後期待したい再生医療という位置づけです。

 

 

繰り返しになりますが、毛髪治療の分野では、今はまだPRP単独ではなく、何かの治療と組み合わせることで、相乗効果を狙う目的での施術と考えておくといいでしょう。。

 

 

毛髪再生というのは、それだけ一筋縄ではいかぬ難解なものということですね。

 

 

以上が、現在クリニックで行われている再生医療を応用した発毛治療となります。

 

 

近未来の真の毛髪再生医療



再生医療の希望



このサイトで「毛髪再生治療」という単語を使う時、ついつい「再生医療を応用した」という言葉をつけ足してしまいます。

 

 

サチコ

これには、実はワケがあるのです。

 

現在、クリニックで受けることのできる毛髪再生治療は、女性の場合はあまり問題はないのですが、男性のAGA患者の場合は、毛髪が再生した後、その維持のためには、やはりお薬の服用が必要ということがあります。

 

 

マキ

使わなかったら?

 

サチコ

使わなくてもいいのですが、それだとまた徐々に薄毛になっていくようですね。

 

悪玉脱毛ホルモン(DHT)の脅威にさらされている男性型脱毛症(AGA)の場合、そのDHTの攻撃を抑止する対策が、どうしても必要となるわけです。

 

 

それを「再生医療」と言い切ることに、どうしても違和感が残り、「再生医療を応用した」というエクスキューズを加えたくなるのです。

 

 

そこで、納得できる真の毛髪再生医療というものを、ちらりとご紹介しておきたいと思います。

 

実用化を目指して秒読み段階!?毛髪再生医療研究

 

 

真の毛髪再生医療の夜明けは、そう遠い未来ではないようですが、近いとも言い切れません。

 

 

一部、臨床試験段階で、ほとんどが未だ研究段階ではありますが、資生堂や京セラの民間会社の研究チーム、大学の研究チームなどが、それぞれ開発中の研究があります。

 

 

一つは、男性ホルモンの影響を受けない部位(後頭部)から、わずかに毛包組織を採取し、毛包の一部の細胞を培養します。

 

 

毛誘導能(能力)を持つ細胞を十分に増やした段階で、ハゲている部分に移植する、という方法です。

 

 

移植した細胞は増殖しますので、髪(毛包)が再生される、ということですね。

 

 

施術の流れとしては植毛と同じようですが、植毛との違いは、採取した毛包を、そのまま移植するか、研究室で培養後(増やして)移植するか、というところです。

 

 

非常におおざっぱな説明ですが、根本的に完治に向けた毛髪再生医療がもう間近に控えている、という希望は、未来を明るくしてくれますね。

 

 

ですが、現実的な話となると、当分、先のことです。

 

 

一応、2020年の実用化を目指しているとか何とか聞いた記憶があるんですが・・・。

 

 

マキ

10年ほど先送りになる・・・?

 

こういう宣言の時期は早まることはなくても、先延ばしはよくあることです。

 

 

それに、「実用化」が実現したとしても、それがすぐに一般人に手が届く金額で提供されるとは、思えません。

 

 

マンション1戸分ほどの金額を目標に、今から「髪ふさ基金」を設立しておくと、いいかもしれませんね。

 

まとめ




豊かな髪の女性



サチコ

さ。現実に戻りましょうね。

 

再生医療はまだまだ歩み始めたばかりの未知の医療分野です。

 

 

私が十数年前に肌の再生治療を受けた際、採取した細胞の保存期間をまとめて30年ほど契約しようとした時、お医者さまに、

 

「ん~。まだ始まったばかりの分野で、データの蓄積も何もないからねえ。」

「これからわかっていくんだから、まあ、ゆっくりでいいんじゃない」

 

と、諭(さと)されました。

 

 

もしかすると、もっと良い治療法が見つかるかもしれないからね、と笑って、「定かでないものに、慌てて大金を投じるな」という趣旨のことをおっしゃっていました。

 

 

そんな風に医療現場では、望む人がいれば治療は行われます。

 

 

ですが、再生医療は未知なる分野であることは、私たちも承知しておく必要がありそうです。

 

 

承知した上で、十分に検討し、ぜひとも最高の結果を手に入れてくださいね。

 

女性の薄毛治療おすすめクリニック一覧