きちみや

こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。

 

 

長くて濃いまつ毛は、女性の憧れですよね。

 

 

すっぴんになった時でも、濃いまつ毛が目を縁取っていると、とても魅惑的です。

 

 

そんなまつ毛を手に入れたくて、エクステやまつ毛美容液は女性に大人気ですよね。

 

 

ところが、この「まつ毛美容液」でトラブルが急増しているそうです。

 

 

国民生活センターへの健康被害の相談件数が、かなり増えているということで、

 

 

私の周辺の女子も、ほとんどの方が使用している美容アイテムなので、ちょっとここに採り上げてみました。

 

 

 

まつ毛美容液でトラブル急増!どんな健康被害!?

 

まつ毛の長い女性



過去に、緑内障の目薬が、キリンのようにまつ毛をフッサフサにする作用(副作用)があるということで、大流行しましたね。

 

 

ただ、緑内障でもない人が美容目的で使用することは

 

 

危険で不適切だということで、まつ毛用の美容液が発売されました。

 

 

そのまつ毛用美容液を使用しての健康被害が

 

 

2108年に急増したことから、国民生活センターが改めて警告を発しています。

 

 

まつ毛美容液の被害件数

 

 

PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワークシステム)には、

 

 

まつ毛美容液を使用して、目の周りが腫れたなどという相談件数が、

 

 

2015年から2019年5月31日までに、381件寄せられています。

 

 

特に2018年にはその数が急増し、

 

 

その年の1年間だけで281件にも上ったとのことです。

 

 

中には眼科を受診したところ、角膜潰瘍の診断を受けたという事例もありました。

 

まつ毛美容液被害件数の推移

国民生活センターHPより引用

 

2015年度の危害件数は8件で、2016年度の危害件数は18件です。

 

 

2017年度から増え始め危害件数は70件。

 

 

2018年度には危害件数が急増し、281件と前年度の約4倍となっています。

 

 

2019年度の危害件数は4件となっていますが、

 

 

年末までにどのように変化するか、まだわかりませんね。

 

 

まつ毛美容液の成分

 

 

国民生活センターが大手ショッピングサイトなどに協力してもらい、

 

 

販売されているまつ毛美容液20銘柄の成分を調査しています。

 

 

商品によって9~57成分が表示されています。

 

 

成分表示には

 

 

「オタネニンジン根エキス」

「ナツメ果実エキス」

「センブリエキス」など…

 

 

様々な植物由来の成分が表示されていますが、

 

 

一部の商品には「エタノール」などのアルコール類が含まれているものもあったようです。

 

 

目の周りの粘膜は吸収率のもっとも高い部分です。

 

 

アルコール(エタノール)が含まれている下地クリームや日焼け止めを使っていて、

 

 

これがうっかり汗で流れて目に入ると、成分が沁みて目がヂカヂカしますよね。

 

 

痛みで目が真っ赤になってしまいます。

 

 

目の周囲に刺激の強い成分は厳禁です。

 

 

また、植物由来の成分には、人によってはアレルギーを引き起こすものもあります。

 

 

特に、目の周りに使用する場合は、注意が必要です。

 

 

まつ毛美容液を使用した危害状況

 

 

まつ毛美容液を使ったところ、何らかのトラブルが起こったという情報を年代別に見てみます。

 

 

年代別・性別のトラブル情報

 

 

年代別では40~60歳代が全体の8割を占めています。

 

 

性別で見てみると、

 

 

  • 女性が378件
  • 男性が2件
  • 不明・無回答が1件

 

 

このようになっています。

 

 

40歳以上のトラブルが8割を占めているというのは、

 

 

やはり加齢による体調・体質の変化があります。

 

 

これまで使っていた化粧品類が肌に合わなくなる、ということが起こるのも、

 

 

40歳以降にはよくあることです。

 

 

トラブルが起こりやすい時期ってあるの?

 

 

トラブルが発生した時期をグラフで見てみると、

 

 

11月~2月の乾燥した時期に目立ちます。

 

 

トラブルが起こった時期がはっきりとしているケース139件中、

 

 

約6割が乾燥時期に発生しています。

 

まつ毛美容液トラブル発生月

国民生活センターHPより引用

 

40歳を過ぎると洗顔後の皮脂分泌回復力も衰えてきます。

 

 

この年代以降、肌が乾燥しがちになるのも、そのためです。

 

 

だから、シミ・シワが増えていく、ということです。

 

 

特に、秋から春にかけての乾燥しがちな季節には、

 

 

ドライアイも含めて目に関するトラブルが多くなります。

 

 

このグラフは、そのことを示していると思います。

 

 

トラブルの被害内容と程度

 

 

まつ毛美容液によるトラブルで、もっとも多いのは「皮膚障害」です。

 

 

皮膚障害の中身はというと、

 

 

「赤み」「はれ」「かゆみ」「痛み」などとなっています。

 

 

「使い始めて10日ほどで目の周りが腫れ、皮膚科でアレルギーと診断された」

 

「目がかゆくなり、まつ毛が抜けた」

 

 

こういったトラブルが起こって病院を受診したケースでは、

 

 

約14%が1週間未満の治療となっていますが、

 

 

中には1か月程度もの治療期間が必要な方もあります。

 

 

ただほとんどの方(約80%)は病院に行ってないようです。

 

 

消費者トラブル危害情報ランキング1位とは!?

 

 

国民生活センターのPIO-NET(パイオネット)のデータでは、

 

 

2016年、2017年の危害情報のトップ(1位)は健康食品でした。

 

 

ところが、2018年には「まつ毛美容液」による危害が急増したことによって、

 

 

それまで2位だった「化粧品」が「健康食品」を抜いて、1位に躍り出ています。

 

 

2018年の「まつ毛美容液」の危害情報281件は、

 

 

「化粧品」全体の約15%を占めているとのことです。

 

 

※スマホの方は横向きでご覧ください。

【消費者トラブル情報ランキング上位5位】

2016年度 2017年度 2018年度
1位 健康食品

(1887件)

健康食品

(1851件)

化粧品

(1819件)

2位 化粧品

(1175件)

化粧品

(1584件)

健康食品

(1793件)

3位 医療サービス

(933件)

医療サービス

(811件)

医療サービス

(843件)

4位 エステサービス

(567件)

エステサービス

(448件)

エステサービス

(406件)

5位 外食

(468件)

外食

(391件)

外食

(373件)

 

参考資料:2019年8月8日公表「2018年度のPIO-NETにみる危害・危険情報の概要」

 

 

まつ毛美容液を使用したトラブル事例

 

 

国民生活センターで公表されている

 

 

「まつ毛美容液」トラブルの事例を、一部抜粋して見てみます。

 

 

【眼科医師の診断を受けたところ、角膜潰瘍を起こしており手術を要したケース】

スーパー内の化粧品コーナーで美容部員に誘われ、まつ毛美容液を試し、現金約2,000円で

購入した。

帰宅後、しばらくして視界がぼやけてきて痛くなった。

後刻、眼科で医師の診断を受けたところ、角膜潰瘍を起こしており眼球の表面がただれていると言われた。

すぐに手術を行い、現在も投薬中である。

 

(受付年月:2019年3月、50歳代・女性)

 

 

【目の周りが腫れて皮膚科を受診し解約を申し出たが、通常価格との差額を請求されたケース】

ネット通販で、まつ毛美容液を購入した。使いはじめは問題はなかったが、10日ほどたつと目の周りが腫れてきたので皮膚科を受診した。

アレルギーといわれた。

 

(受付年月:2018年11月、60歳代・女性)

 

 

【目のかゆみやまつ毛が抜ける等の症状が現れたが、解約の電話がつながらないケース】

昨年の12月に、インターネット通販でまつ毛用の美容液を注文した。

届いた商品を使い始めると、目のかゆみやまつ毛が抜ける等の症状が現れた。

 

(受付年月:2018年5月、30歳代、女性)

 

 

【定期購入と気づかず契約したが、両まぶたが腫れ医師に塗布薬を処方されたケース】

7カ月前、ネット通販で約1,000円のまつ毛美容液を注文した。

商品が届き定期購入と知った。

継続して使用していたが、2カ月後ヒリヒリと刺激感があり両まぶたが腫れてきたので、

病院を受診したところ、アレルギーと診断され、1週間ほど塗布薬を塗り完治した。

 

(受付年月:2018年10月、40歳代・女性)

 

 

 

まつ毛美容液のトラブルと同時に、ネット通販を利用した方々は、通販トラブルも多いようです。

 

 

成分表を確認した上で、購入しようと決意した場合、チェックしておくべき点があります。

 

 

初回限定のお得な値段の商品を購入する場合は、

 

 

「定期購入」や「最低〇回の購入が条件」というお約束が書かれていないか、しっかりと確認してから購入してください。

 

 

また、化粧品類を購入する際は、

 

 

肌に合わない場合の返品・返金に関する注意事項も必ず確認してくださいね。

 

 

まとめ

 

まつ毛の長い女性の瞳



目の周りというのは皮膚が薄く、成分の吸収率も他の部分に比べて高くなっています。

 

 

まつ毛美容液は、まつ毛に付くだけでなく、

 

 

目をつむったり、分泌される涙によって、成分が目の粘膜にも広がります。

 

 

刺激の強いエタノール(アルコール類)を含んだ商品は、避けたいですね。

 

 

また、植物由来の天然成分は、人によってはアレルギー反応を起こします。

 

 

成分表示をしっかりと確認する習慣をつけてください。

 

 

ただ、安全なものであっても、年齢や使用する季節によっては、充血や腫れなどのトラブルが起こります。

 

 

  • 購入前に成分表示を確認する
  • 使用して異変を感じたら、すぐに使用をやめる
  • 使用を中止しても、異常が治まらないなら、病院を受診する

 

 

また、ネット通販の場合、化粧品類を購入する際は、

 

 

万が一、肌に合わない場合に返品できるのかも、前もって確認しておくのがいいですね。

 

 

化粧品、特に目の周囲に使用するものは、少々高価でも、品質の確かな商品を選んでいただきたいと思います。

 

 

おしゃれは命がけ、とまでは言いませんが、体を張った挑戦ですね。

 

 

安全を確保して、力いっぱい楽しんでください。

 

 

クーリングオフはダメ?ネット通販でトラブルを避けるための注意点