
こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。
お肌の手入れに余念がない、みなさま。
その情熱を髪の毛そのものにも、少し分けてくださいね。
女性も年齢を重ねるにつれ、若いころとは違った悩みを抱えることになります。
老化の波が押し寄せてくる前に、いろいろと対策しておく必要がありそうです。
特に髪の毛は、薄毛が始まってしまう前に、きっちりケアしておくことが、
美を追求する、おしゃれ女性の常識だそうです。
ここでは、早めの薄毛対策として「予防」の大切さと、
加齢変化で薄毛を実感する過程について、確認しておきたいと思います。
薄毛になる前に始めよう、女性の薄毛は予防が重要!
女性の薄毛対策は、薄毛になる前から始めておくことが重要です。
薄毛になりかけてからでは、回復に時間もお金もかかります。
おまけに、薄毛の状態が人目にさらされるという、
耐えがたい時間を過ごさなければならなくなります。
そんな厳しい時間を過ごさないためにも、
薄毛になっていない、早い段階から、ヘアケアにも注目してください。
女性の薄毛はいつから始まってる?
女性の薄毛というのは、いったい、いつ頃から起きているのでしょうか。
薄毛と関係なく、女の子なら誰しも、髪の手入れは怠りませんよね。
ですが、30代半ばを過ぎた頃から、
朝お出かけ前の、髪にかける時間が、少しずつ長くなっていることに気づきます。
10代、20代の頃なら、寝ぐせ直しと簡単なブラッシングで問題なかったものが、
徐々に手間がかかるようになっていきます。
その内に、正面からはうまくセットできたのに、
合わせ鏡で見ると、つむじの白さがポンと目立つことに気づいて、また手直し。
次第に、朝シャンの時間分、早起きしなければならなくなったりと、
化粧よりも髪の手入れに時間が掛かるようになってきます。
このような変化が、薄毛の始まりなのです。

夜にシャンプーしている方は、朝は寝ぐせ直しにお湯で湿らせるぐらいが、髪の健康のためにはいいですよ。
24時間以内に2回以上のシャンプーは不要です。
年齢を重ねるごとに、顔のハリ・ツヤが失われシワができるように、
髪も「やせていく」という形で老化が表に現れてきます。
髪がやせるということは、
つまり、10万本の髪の1本1本が、わずかに細くなることで、
全体的なボリュームが失われてしまうのです。
女性の薄毛も遺伝って関係してる!?
薄毛の人というのは、早くから問題意識に目覚め、悩み、一生懸命にケアをされています。
でも、そうでない方にも、化粧品に力を入れるのと同じように、髪のケアをしておいてほしいのです。
特に、父方、母方に薄毛やハゲている親戚がいらっしゃる場合には、早めの対処をおすすめいたします。

自分より年上で、血縁の濃い人の頭頂部を要チェック。

あれ、でも男性の薄毛は母方からの遺伝なんでしょ?
実は、女性の場合、男性の薄毛と違って、遺伝の影響はあまりないということです。
ですが、まったくない、ということではありません。
髪質など、父親から受け継いでいる、と感じられる方は、
父方のおばあ様が薄毛かどうかをチェックしてみてください。
ある程度、未来の状態を把握できるので、それなりの対策をしておくといいですね。

父親似、とか、そういうことですか?

顔が似ているとかではなく、それぞれのパーツごとの確認ね。

この場合、自分の髪の質が母親に近いのか、父親に近いのか、ってこと。

両方のおばあちゃまが薄毛だったら・・・?

早めに薄毛クリニックに行っておきましょう。
女性の髪の老化は40歳のバースデーから!?
いずれにしても、みんな年を取ります。
女性は死ぬまで女性でありますが、
女性が女性らしい特徴を備えるために必要な女性ホルモンは、永遠にあるものではないようです。
ハリのある肌、なめらかな曲線美、柔らかくしなやかな髪も、30代半ば辺りから、なんだかしおれてきます。
これは、女性ホルモン「エストロゲン」が35歳ぐらいをピークに、
40歳のお誕生日を境に急激に減少していくことが関係しています。
女性ホルモンが減り続けると、髪や爪、お肌に、今までになかったような影響が出はじめます。
多くの女性が、ちょうどそのタイミングで、
今まで使っていた化粧品をさらに高品質なものに切り替えているみたいですね。
そして50歳前後で閉経した後、エストロゲンは限りなくゼロに近づきます。
そうなると身体的にも、精神的にも変調をきたします。
それが更年期障害と呼ばれる症状です。
人間の体は、生命維持が最優先です。
髪と爪、そして表皮(肌)は、生命の重要性からすると、重要度はとても低いのです。
つまり、女性ホルモンの減少によって、体のあちらこちらに問題が生じると、
脳は髪と爪、肌への養分の供給をカットしてみたり、後回しにし始めます。
そのため、30代半ばになると、髪のボリュームが減ったと感じ始めるのですね。
その加齢による変化がはっきりとしてくるのが、
エストロゲンが急降下する40歳のバースデー以降ということなのです。
髪にもアンチエイジング
女性ホルモンの減少は、女性の老化を一気に加速させます。
中には、積み重なる不調のために鬱(うつ)になる方もいらっしゃいます。
多くの女性は「老化」をコントロールするため、対策を練ります。
美容クリニックでアンチエイジング治療をしたり、
健康美のためにエクササイズで体を動かしたり、
甘いものを控えてみたり、食生活や生活習慣の見直しもしますね。
では、髪の毛に対するケアはどうでしょうか。
シャンプーを品質の高いものにしたり、ヘッドスパに通ったり、
オイルケアやトリートメントなどは、これまでもやってきたと思います。
ですが、それは薄毛の根本的な解決方法ではありません。
薄毛が気になる女性にとって、もっとも効果的なケアは
やはりクリニックでの毛髪再生治療ですが、
今、まだ薄毛になっていなければ、
育毛サプリメントを摂取することで、十分に予防対策となります。
将来を見据えて、髪のボリュームをキープするために、
体の内側から毛根に働きかけ、血流を良くし、
毛母細胞が健康な髪を生みだすサポートに特化した育毛サプリメントの活用は、
クリニックでも推奨されています。
女性の薄毛対策は早めのサプリメントケアが大切
まだ地肌が透けていないうちからのケアとしては、
育毛サプリメントで効果が期待できます。
髪を生みだすために必要な栄養を、吸収率の高いサプリメントで補給することにより、
普段の食生活では不足している養分が毛母細胞へ届けられます。
十分な栄養が安定して補給され続けることによって、
毛母細胞は健やかな髪を生みだすことができるようになります。
ちょうど女性ホルモンの生成がピークを迎えるのが35~40歳とされていますので、
その頃から育毛サプリメントで体の内側からのケアをすることで、
しなやかでコシのある髪を、平均よりも長く保つことが可能となります。
どんな育毛サプリメントが有効?
ほんの数年前とはがらりと事情が変わり、今では成分の研究開発も進んでいて、
各メーカーが販売している育毛サプリメントもかなり有用性の高いものが出そろってきています。
ですが、もっとも効果が高いのは、やはりクリニックで購入するサプリメントです。
クリニックで販売される商品は、製造過程から梱包まで、一般のものとは違います。
また、専門知識を持つドクターを経由するので、成分濃度なども違っています。

キシリトールガムもそうなんだってね~。

歯医者さんで買うのと、お店で買うのとじゃ、
中身が違うそうですよ。
女性の薄毛治療で処方されるサプリメントとしては、
『パントガール』『ルグゼバイブ』『ビビスカル』などが有名です。
これらの薄毛治療用として開発されたサプリメントは、
薬剤・ホルモン剤などは使われておらず、年齢を重ねた女性が安心して服用できるようになっています。
現在までにこれらの育毛サプリメントを服用したことによる副作用の報告はありません。
臨床試験も世界各地で実施され、有効性も証明されています。
今、女性の薄毛のメカニズムも解明され始め、いろんなことがわかってきています。
その進歩と共に、現在では各クリニックが女性患者を診察した上で、
より適切な配合のオリジナルサプリメントを処方するようになってきています。

もちろん、パントガールなどのメーカー製のサプリも、まだまだ人気ですよ。
このような育毛サプリメントを、「髪がやせたな」と感じた頃に摂り始めることで、
髪の老化(ボリュームダウン)を遅らせることが可能となります。
女性の場合、たとえFAGA(女性型脱毛症)であっても、
男性ホルモンの影響をもろに受ける男子と違って、
完全にツルツル(ハゲ)にはなりにくく、
またM型やO型というような特徴的なハゲ方もいたしません。

ここでは、状態の区別のために、あえて「ハゲ」という単語を使っています。
ただ、女性の薄毛は、まんべんなく脱毛し、薄毛になっていくので、
なかなか自分では気づきにくいものです。
40代過ぎれば、朝のメイクアップの後、
頭頂部チェックは欠かさないようにしてくださいね。
つむじハゲは便利なアイテムですっきりカバー
ツムジが広がりやすい方や、地肌が目立ち始めた方は
無理にドライヤーなどの熱で髪を起こそうとせず、
ボリュームアップファンデーションなどを活用することで、簡単にツムジを隠せます。
熱で地肌を傷めると、ますます抜け毛が増えることになるので、
こすったり、ひっぱったり、
髪の根本に熱を当てたり、という刺激は、厳禁です。

ヘアスタイルもきれいに決まっているのに、
ツムジがパッカリ見えている40代、50代の方は、
あきらめないで今から対策しておいてくださいね。
今、女性にも拡がりつつある、魔法のボリュームアップ・ヘアファンデーション。 いったい、どのような商品なのか、女性の使用に堪えられるものなのかどうか、検証してみました。
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女性の薄毛の一因は、エストロゲンの分泌が減って、
男性ホルモンが優勢になることで起きる症状ですが、
それでも、かろうじて女性ホルモンに守られていることが、せめてもの救いですね。
まとめ
今、テレビやネットで、さかんにヘアケア商品がコマーシャルされていますね。
それも、これまでとは違い、
ボリュームアップを目的としたヘアケア商品が目立つようになってきました。
「ふんわり」や「エアリー」などというキーワードで
ヘアケア商品のCMが流れているのは、
おしゃれを存分に楽しんできた世代が、
そろそろ老化に直面し、戸惑う時期だからです。

ちょうど今の60代前半の方々でしょうか。
彼女たちは、「老」という単語とは無縁のように、
凛と顔を上げて、美しくおしゃれですよね。

経済力もあるしね~。
これまでの日本女性のように、
老いに任せて、身体的な「わび・さび」を、
すんなり受け入れて過ごすことを、決して良しとしない世代です。
そして、そんな彼女たちの美の欲求というか美を保つための要求に、
果敢に応えるために、いろいろと研究開発を進めるのが、各種業界です。

ありがとうございます。先輩方は美の先駆者です。
そんな先輩方のおかげで、老化にあらがうための対策はすでに用意されています。
髪の対策もできることからコツコツと、
早めに始めておくに限りますね。