
こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。
ここでは「薄毛」「若ハゲ」のそもそものきっかけとなる、「要因」というものを確認していきたいと思います。
薄毛になりやすい方は、その辺りを気にかけていると、少しでも薄毛の進行を遅らせることは可能ですよ。
「若ハゲ」まっしぐらな運命ってどういうワケ!?
「薄毛」「若ハゲ」に至るには何らかの要因があるはずです。
でなければ、
「隣のアイツはフサフサでのんきに笑ってンのに、オシャレでイケてるリア充な「俺」の頭がカッパってな、どーいうワケだよっ!
カッパだとバレねえうちに早く結婚しちまわねーと、マジ、やべえ・・・」
(大阪府:28歳男性 K・S君
吉宮収集『悩める青年たちの心の怨嗟』より)
と、このような事態に陥るはずがありません。
隣の「アイツ」と「俺」との違いって、一体何なのでしょうか。
今やますます長寿大国日本です。
そのまま70歳、80歳、そして白寿に至るまで、老化をともないながらも、正常な毛周期をめぐり続けてくれれば文句はないのですが・・・。
「成長期」「退行期」「休止期」という毛周期が乱れることによって、「薄毛」「若ハゲ」のスイッチがONになってしまうのなら、なぜ「ON」に入るのか、その原因となるものを追求してみましょう。
どれが自分に当てはまっているのか、ちょっと考えてみてくださいね。
「薄毛」と「脱毛症」、「発毛」と「育毛」その言葉の意味
薄毛に関する言葉の定義を、念のため、確認しておきたいと思います。
(薄毛・脱毛症、発毛・育毛という言葉の定義)
薄毛とは? |
薄毛とは、髪が生え変わるたびに徐々に細くなっていき、コシもツヤもなくなり、やがて髪の毛全体のボリューム感がなくなった状態のことを指します。 それによって地肌が透けて見えるようにもなります。 髪のミニチュア化と言われています。 |
脱毛症とは? |
過去には生えていた毛穴から毛髪が生えなくなった状態。 また頭部全体の毛密度が生来の50%以下に低下した状態を指す。 |
発毛とは? | 発毛とは「毛穴から再び髪の毛を生やすこと」を指します。 |
育毛とは? |
生えてきた毛を「コシがあり、太く、長く」なるよう育てる、 もしくは現状維持を図ることを指します。 |
「薄毛」や「若ハゲ」に関する資料を読み漁っていると、いろんな単語が登場しますが、その違いは覚えておきたいですね。
日常生活にひそむ薄毛の原因の数々
薄毛というのは、髪の「成長期」「退行期」「休止期」という健やか毛周期が、何らかの原因で乱れてしまったがために、起きる状態のことを言います。
そうなる原因には、さまざまなものが挙げられます。
- 精神的ストレス
- 過労
- 慢性的な睡眠不足
- 過度なダイエット
- 運動不足による身体機能の低下
- 偏食
- 暴飲暴食
- 過酷な運動
- タバコなど・・・
生活習慣が複数重なっての要因ということもあります。
これらは「薄毛」「若ハゲ」の直接的な原因ではないにしろ、
生活の改善に取り組むことによって、何らかの良い結果を導き出すことができるでしょう。
その他にも、不可抗力な要因として挙げられるのが、遺伝とホルモンバランスの崩れ、などです。
以上のようにたくさんありますが、主だったものを詳しく見ていきましょう。
「薄毛」「若ハゲ(脱毛)」の6要因!
AGAを含んだ「薄毛」や「若ハゲ(脱毛)」には、それなりの要因があります。
主だったものを、確認しておきたいと思います。
(怪 我)
物理的に激しい衝撃(やけど・外傷)を受けると、その部分の毛包が破壊され、脱毛が起きます。

とりあえず、その怪我を治してから、ですね。
(細菌感染)
細菌・真菌の感染によって毛母細胞が破壊され脱毛症となります。
初期の段階で感染症治療を行えば、再び発毛する可能性もあります。
重症化すると毛母細胞が破壊されてしまいます。

すみやかに病院へ、GOですよ。
(ストレス)
強いストレスを受けると、交感神経と副交感神経から成る自律神経のうち、緊張時に活性化する交感神経が優位な状態になります。
結果、アドレナリンが分泌され、この作用によって血管が収縮します。
血流が悪くなり、細胞に栄養が行き届かなくなるため、毛根の栄養状態も悪くなり、脱毛が起こります。

たまには、自分をねぎらい、
労わってくださいね。
(遺 伝)
薄毛の進行を加速させる大きな要因は男性ホルモンです。
男性ホルモンが抜け毛を増やし、薄毛を促進するのですが、これには個人差があります。
この個人差は、遺伝が関係します。
以前は、薄毛になるのは、
「父親の遺伝(体質)を受け継いだ」と考えられていたのですが、今では母方からの遺伝が強く影響を及ぼしていることがわかってきました。
つまり、自分が将来ハゲるか否かは、母方のおじい様、先祖代々のお写真・肖像画などを見れば、ある程度、予測できるようです。
ただ、父親が薄毛だと、その息子も同じように薄毛となっているケースも多いことから、遺伝も薄毛(AGA)になる要因の一つ、ということです。
同じ食生活の家族が似た体型であるのと同じように、生活習慣によっても髪の毛は影響を受けています。
「太る体質」というのと同じように、自分は「薄毛になりやすい体質」を受け継いでいる、ぐらいに考えておくといいかもしれません。

ただ、あなたの代で変わるかもしれません。
ぜひ、変えましょう!
関連記事⇒「薄毛の遺伝は父方?母方?生活習慣でハゲ遺伝は予防できるってさ」
(偏った食事)
髪の毛はもちろん、体をつくり上げているのは、日々の食事です。
食事で摂り入れられた栄養は毛細血管を通して体中をめぐります。
まずは、生きていくために重要な内臓から優先的に栄養が使われます。
次に表皮(肌)に配分され、そして髪や爪は最後です。
口から食事をし、十分な栄養が全身くまなくめぐった時には、頭皮にまで栄養が送り込まれ、髪の毛を生む細胞が活発に分裂・増殖を繰り返すことができるので、健康な髪が伸びていきます。
逆に、栄養がかたよっていたり、ダイエットなどで栄養不足の状態が続けば、すぐさま髪や爪に配分されるはずの栄養はカットされてしまいます。
栄養をバランスよく摂ることが、健康で美しい肉体、艶やかな太い髪、強い爪を保つことにつながります。

何でもそうですが、偏ってはいけません。
バランスが大切なんですよ。
(過度なダイエット)
ダイエットというと、イコール食事制限となりがちですよね。
お菓子・スナック類をカットしてしまうのは、かまいません。
ですが朝・昼・夜の3食は、バランスよく全体の量を抑えるようにしてください。
かたよったダイエットは、その短期間で体調不良を引き起こしたり、老化をスピードアップしてしまいます。
たとえば、糖質制限がいつの間にやら糖質完全カットとなっていたり、肉のみ、リンゴのみ、野菜のみ、サプリのみ、〇〇のみ、と極端なことを続ければ、その間、栄養が行き渡らなかった髪の細胞や、爪、肌はボロボロです。
不足し続けた栄養は脳や心臓、その他の内臓にばかり送りこまれ、それでも不足しているので、
「―――髪? ンなものなくてもいいでしょ。今、それどころじゃないし!」
というわけです。

食糧事情が悪いと、黒髪って赤茶けた色になるのよ
現在、若い世代とシニアの間で「飽食の中の栄養失調」ということが問題となっています。
昔の大飢饉や戦後の物資がない時代の「食べるものがなくて」という理由ではなく、毎日、きちんと食べているにもかかわらず低栄養に陥り、代謝機能の低下を招き、ホルモンバランスが崩れ、やがて体の不調を訴えるというケースです。
何ごとも極端に走らないでくださいね。
まとめ
こうやって一つ一つを詳しく見ることで、なんとなく「薄毛」の予防対策が見えてきませんか?
要するに、健全ではない生活・状態が、髪の毛にとっても良くないということですね。
そういう意味では、「深酒」「タバコ」「運動不足」「運動しすぎ」「睡眠不足」というのも、抜け毛を増やす要因となります。
あと、気をつけたいのが、シャンプーと頭皮マッサージです。
シャンプー剤はきちんと洗い流す
男女ともに、わりとシャンプー剤をポンプ式で1プッシュ以上つけて洗う方が多いようですが、毎日洗っているなら、半プッシュでOKです。
洗い流す際には、地肌に液剤が残らないようにしっかり洗い落としてください。
頭皮マッサージを正しく行う
育毛剤を使っている方は、頭皮マッサージもセットで行っていると思います。
決して、指の腹で頭皮をこすってはダメです。
ゆるめの指圧を利用して、頭皮の上で指をすべらせず、軽くもんでください。
少しずつ指の位置を変えて、もむことで血行を良くします。
頭皮マッサージ用の器具を用いるのも、むしろ圧が安定してよいでしょう。
物足りないぐらいがちょうどいいと思います。
頭皮マッサージはやりすぎると、かえって逆効果になるので要注意です。

以上のことに気をつけて
薄毛対策にはげんでくださいね。
薄毛対策の基本は、食生活と生活習慣の改善です。