きちみや

こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。

 

 

「薄毛」「若ハゲ」というと、男性の深刻な悩みの一つでもありますよね。

 

 

早ければ10代から発症する薄毛ですが、なぜ、このようなことになってしまうのでしょうか。

 

 

今回は、抜け毛や薄毛になっていく、そのしくみをチェックしていきたいと思います。

 

 

メカニズムが分れば、予防対策や解決策も見えてくるかと思います。

 

 

男性の悩みランキングで常に上位の「薄毛」「若ハゲ」








思春期以降、すべての年代において男女の関係なく、何らかの髪の悩みを抱えています。

 

 

女性なら髪のパサつき、枝毛、切れ毛、30代半ばからは髪のボリューム不足。

 

 

男性では、スタイルを受け付けない剛毛っぷり、臭いやフケ、脂っぽい髪、そして抜け毛です。

 

 

ある日、ふと気づくとやたら多い抜け毛に気づき、それはやがて薄毛、若ハゲへと変化していきます。

 

 

この「薄毛」「若ハゲ」というのは、男性のお悩みランキングでも、常にTOP10入り。

 

 

もちろん、統計を取った時期や条件によって、順位は上がったり下がったりはしていますが、それでも安定して10位以内には、必ず「薄毛」「若ハゲ」の単語を見つけることができます。

 

 

つまり、それだけ多くの男性が同じ悩みを抱えている、ということの証ですね。

 

 

「薄毛の男性はかえってモテる」という説も流れているようですが、納得できる方は、そう多くはないようです。

 

 



異常な抜け毛は「若ハゲ」現象の始まり!?








「朝、起きようとした時に気づく、抜け毛。

 

髪を洗った時、指に引っかかる幾本もの毛髪。

 

視線を向けた先の、排水溝にたまった髪。

 

それは、いつも通りに過ぎ行くはずの日常に異変を感じた瞬間でした。

 

僕の中の血が、凍りついた瞬間でもありました」

 

 

これは、実際に若ハゲで悩まされた方々が、最初に普通でない抜け毛に気づいたときの状況描写ですが、同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか。

 

 

妙に多い抜け毛を発見した後「まだ若いしハゲたりしないや」と放置したり、適切でないヘアケアをしては、薄毛はそのまま進行するばかりです。

 

 

抜け毛に気づいた後の行動が、とっても大事なのです。

 

抜け毛が増え始めた、と感じた時、自分が今「どのような状況・状態にあるのか」をきちんと把握して、適切なケアをすることこそが、薄毛の進行を抑え、カッコイイ自分のままでいられるコツです。

 

 

まずは、抜け毛の違いについて知っておきましょう。

 



薄毛の基本「正常な抜け毛」と「異常な抜け毛」の違いとは?

 

 

抜け毛には「正常な抜け毛」と、「正常でない抜け毛」とがあります。

 

 

正常な抜け毛は「自然脱毛」といい、健全な髪のサイクル(毛周期)によって抜け落ちる髪で、一日50~100本程度と言われています。

 

 

一方、正常ではない抜け毛のことを「異常脱毛」と呼びます。

 

 

何らかの要因で頭皮や毛根に異常が起こり、髪のサイクルが乱れたことによる脱毛現象です。

 

 

まず、正常な状態の髪のサイクル(毛周期)とはどのようなものか、大まかにとらえておきましょう。

 

 

髪の生え変わりと抜け毛のメカニズム

 

 

人の頭には約10万本の髪の毛が生えています。

 

 

そして、その一本一本に、寿命というものがあることをご存知でしょうか。

 

 

マキ

髪に寿命・・・

 

寿命を終えた、その一本の髪が抜け落ちると、同じ毛穴の奥からは、きちんと新しい髪が生えてきます。

 

 

サチコ

毛穴の奥では、髪の赤ちゃんがすくすくと育っていますよ。

 

古い髪が抜け落ちた後、新しい髪が生え、また抜ける。

 

 

こういうことが、それぞれの毛穴で繰り返され、頭の髪の毛の本数は、ほぼ一定に保たれている、ということなのですね。

 

 

では、一本一本の髪の毛そのものに、焦点を当ててみましょう。

 

 

髪の毛って細胞の死骸だった!?

 

 

普段、私たちが認識している髪の毛(毛)というのは、毛根部分にある毛母細胞が分裂・増殖し、その後、角化して硬くなったものです。

 

 

毛根の先端の、丸くなっている部分はしっかり生きて細胞(髪)を生みだしているのですが、私たちに見えている髪の部分というのは、すでに細胞が死んでしまっている状態なのです。

 

 

髪が伸びるメカニズム

 

 

髪の細胞はすでに死んでいる、と言われてもピンときません。

 

 

現に髪は日々、伸びています。

 

 

それに、ブラッシングすればツヤが出るし、手入れを怠ればキシキシボサボサになり、女性のように長い髪だと、ところどころ絡まってダマになり、泣く泣くカットすることもあります。

 

 

「死んでいる」というには、ずいぶんと髪の自己主張が強いような気がします。

 

 

サチコ

でも、死んでいるんです。

 

 

髪だとわかりにくいのですが、要するに爪と同じことです。

 

 

髪が伸びるのも、あれは一見、自力でグングン伸びているように見えますが、実は毛穴の奥で毛母細胞が分裂・増殖を繰り返し、そのたびにグイッと上にある髪を押し出しているのです。

 

 

髪は一日に0.4㎜程度、1か月で10~12㎜伸びています。

 

 

毛穴から外へ伸びてきた髪は、紫外線やホコリなどのダメージにさらされます。

 

 

角化し、すでに自己修復力も何もない状態の髪は、きちんと手入れをすれば、キューティクル(髪のうろこ)が整い、ツヤが出るし、ダメージを受けにくくなります。

 

 

逆に放置すればキューティクルは乱れ、水分が蒸散しやすくなり、枝毛、切れ毛につながります。

 

 

髪の毛はこのようにして、伸びているのですね。



 

ヘアーサイクルと髪の寿命とは?

 

日本の四季のように、髪の毛が生えて抜け落ちるまでにも、季節のようなものがあります。

 

 

主に「成長期」「退行期」「休止期」に分けられているのですが、毛母細胞の働きにより、髪がグングンと伸びていく期間のことを「成長期」と呼んでいます。

 

 

髪の寿命とこの成長期は密接な関係があります。

 

 

成長期の長さは生える部分によって違う?

 

 

体のどの部分に生える毛にも成長期がありますが、毛の生える部位によって期間の長さは違ってきます。

 

 

例えば、すね毛を含んだ下肢(かし)の成長期は、ほんの数か月ですが、これが髪の毛になると3年~10年ほどもあります。

 

 

男の髪が女性ほど伸びないワケとは?

 

 

人の体の特徴は十人十色ですが、個人差も含めてもう少し詳しいデータを見ると、

 

  • 男性なら成長期は2、3年~長くて5、6年。
  • 女性は3、4年~10年程度。

 

女性の場合、人によっては20年以上の成長期間を保つケースもあるようです。

 

 

サチコ

みやびな平安貴族の女房・姫君の姿が思い浮かびませんか?

 

髪の長さは成長期の期間で決まる?

 

 

ここまでで察していただけるように、毛(髪の毛)の長さというのは、成長期の長さで決まります。

 

 

成長期は生える部位によって違いましたよね。

 

 

例えば、髪の毛はカットしなければ、どんどん伸びていきますが、すね毛は放置していても、たとえ毛むくじゃらであったとしても、引きずって歩くようなことにはなりませんよね。

 

 

髪の毛は3年以上の成長期があり、その間、伸び続けますが、ひざ下の毛は6か月~1年半程度です。

 

 

成長期を終えると、細胞と切り離され、毛はそれ以上伸びません。

 

 

つまり、この成長期の長短が、そのまま毛の長さということです。

 

Tips

  • ヘアーサイクルの成長期で毛髪の長さが決まる
  • 毛の生える場所によって成長期の長さは違う

 

 

ヘアーサイクルの「成長期」が過ぎると髪はどうなるの?







ヘアーサイクルの成長期を終えた髪は、どうなるのでしょうか。

 

 

毛母細胞に生み出された髪の赤ちゃんが成長期の間にグングンと伸びていき、やがて成長期を終えると、毛根が委縮して細胞と切り離され、毛髪の成長が止まります。

 

 

この時期を「退行期(移行期)」と呼びます。

 

 

期間としては、トータルで2~3週間というところです。

 

 

その後は、髪が抜け落ちるのを待つばかりの「休止期」に入ります。

 

 

この期間は、だいたい3、4か月です。

 

 

資料によっては『移行期3日』で『休止期3か月』と記しているものもあります。

 

この場合、移行期の3日間で毛乳頭が切り離される、との解説です。

 

トータルの期間はほぼ同じですね。

 

 

この休止期に入ると、毛乳頭と髪の毛は、完全に切り離されてしまっているので、細胞の分裂・増殖は、それ以上ありません。

 

 

一方で、毛穴の奥底では、新たな髪の毛が生まれる準備が整いつつあります。

 

 

やがて、準備を整えた毛乳頭が毛細血管から栄養を受け取り、毛母細胞に合図を出し、髪が再び生み出され、新たな髪の成長期が始まります。

 

 

ところが同じ毛穴には以前の髪が刺さっています。

 

 

新しい髪がグングンと育つにつれ、上の古い毛髪を押し上げます。

 

 

どんどんと押し出され、古い髪(休止期毛)は、抜け落ちていきます。

 

 

これが、ヘアーサイクル(毛周期)のメカニズムです。

 

 

そして、髪の成長期は髪の長さを決定付けると同時に、その髪の寿命とも言えます。

 

 

つまり、ヘアーサイクルのほとんどを占める成長期が髪の寿命ということなのですね。

 

 

ヘアーサイクル「成長期」「退行期」「休止期」の髪の特徴

 

 

先ほど述べましたように、「成長期」「退行期」「休止期」という、この三つの過程をもって「ヘアーサイクル(毛周期)」と呼びます。

 

 

さらに細かく分類している資料もありますが、大まかに見て、この三つです。

 

 

それぞれの期間の特徴としては、

 

 

【成長期の髪】

手で引っ張ってもなかなか抜けません。

 

 

【休止期の髪】

わずかな力で自然に抜け落ちてしまいます

 

 

髪を洗っている時や、手ぐしでとかしたときに抜ける髪の毛は、休止期毛ということですね。

 

 

まとめ

 

 

毛(髪の毛)には寿命があり、その寿命の長さは毛の生える場所によって違います。

 

 

そして、寿命は毛のサイクルのうち「成長期」の長さによって決まります。

 

 

髪は毛母細胞の分裂・増殖により芽生え、「成長期」「退行期」「休止期」という、三つのサイクルを経て、健やかに成長し、生え変わっていくわけですね。

 

 

ところが、この規則正しい周期に何らかの原因で異変が生じたとき、冒頭部分の抜け毛の恐怖『日常サスペンス劇場』が始まるのです。

 

 

ヘアーサイクルの乱れが「薄毛」「脱毛」「若ハゲ」という事態を引き起こす、直接的な原因ということです。

 

 

では、何らかの原因とは何なのでしょうか。

 

 

次回は、その「何らかの原因」について、さぐっていきたいと思います。