そのAGA治療は全部ムダ!?

医者も断る手遅れ薄毛ってどんなの!?

AGA治療を断る医師



きちみや

こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。

 

薄毛に悩んで、ようやく一大決心をしてクリニックに行ったとしても、AGA治療が受けられない方もいらっしゃいます。

 

 

普通にカウンセリングを通過できた方というのは、実はとっても幸運なのです。

 

 

加えて、ドクターやカウンセラーからよく言われるのが「AGAは早めの治療が大事」ということです。

 

 

薄毛に限らず、不具合の治療は、早い方がいいに決まっているのですが、クリニック側のその真意が、どうにも気になりますよね。

 

 

治療を受けるかどうか、考えがまとまらないところへ、「早い方がいいですよ」的な言葉をかけられると、別の感情が頭をもたげ、うず巻き始めます。

 

 

サチコ

すると、こういう言葉が飛び出します。

 

タケシ君(影)

なんかさ~、がんがん焦燥感あおってくるんだよね。

 

ヨウ君(影)

めちゃくちゃ、営業かけてくるよな。

 

純粋に治療のことだけを考えると、早い治療がベストなのですが、そこに違う要素や感情がまじると、受け取り方もそれぞれ変わってきます。

 

 

不安や悩みの当事者だからこその、ジレンマもあるのだと思います。

 

 

今回は、AGA治療を受けられる人と、受けられない人の違いや、クリニック側がなぜやたら「早期治療」を口にするのか、その本当の理由を探ってみました。

 

 

AGA治療を受けるかどうか、悩み中の方はご一緒にどうぞ!

 

 

 

薄毛・若ハゲにならないための対策でもっとも有効なのは?

 





クリニックでの薄毛治療以外の薄毛対策としては、育毛剤や育毛サプリ、育毛ケア器具、育毛サロンに通うなど、いろいろとありますね。

 

 

その中でも、多くの方が発毛・育毛剤などを試すところからスタートするのだと思います。

 

 

今は、ひと昔前と違って、何を使っても、何らかの改善は期待できる商品が販売されています。

 

 

育毛剤にしても、有効性が認められているミノキシジル配合のものが市販されていますし、それ以外にも、さまざまな研究成果である動植物由来の有効成分を配合したものが、販売されています。

 

 

育毛剤は、自分に合ったもの(成分内容)が見つかると、周囲が驚くほどの効果が見込めるのも最近の特徴です。

 

 

マキ

見つかるまで、いろいろ試すんだけどね~。

 

ただ、最速で確実に薄毛を治したいのであれば、医療機関(クリニック)を受診することです。

 

 

薄毛(AGA)治療クリニックでは、お薬でのAGA治療や、成長因子を利用した毛髪再生治療などを受けることができます。

 

 

予約を取って診察を受けるという手間が、ややハードルを高くしていますが、最近はオンライン診療も拡がってきて、薄毛治療クリニックを受診する方がとても増えています。

 

 

やはり、薄毛になってしまわないうちにAGAにブレーキをかけ、カッコイイ自分をキープしておきたいですよね。

 

 

サチコ

いつロマンティックな出会いや展開があるかわかりませんからね。

 

マキ

いざという時に、引き立て役になってちゃ、どうにもなんないわよね。

 

ところが、薄毛になり始めてからクリニックを受診するまで、年単位で迷っていた方は、要注意です。

 

 

もしかすると、AGA治療の選択肢が少ないか、AGA治療そのものが受けられない可能性もあります。

 

 

マキ

・・・なんでっ!?

 

AGA治療で効果のある人・効果のない人、その違いとは!?

 

 

薄毛治療を決心してクリニックへ行ったものの、診察後、ドクターに

 

「ん~、多少はマシになるかもしれませんが、あまり効果は期待できませんよ」

 

などと遠回しなダメ出しをされたり、ヘタをすると治療をお断りされるケースもあります。

 

 

つまり、AGA治療が可能な人と、そうでない人とがいるということです。

 

 

治療が可能というのは「治療をして効果がある」ということです。

 

 

治療を断られるのは、「治療をしても効果がない」からです。

 

 

何が判断の分かれ道なのかというと、

 

  • 髪が残っているか
  • どの程度残っているか
  • 無毛か

 

要するに、薄毛部位に毛髪が存在しているか否か、という点で判断されるわけです。

 

 

たとえ産毛ほどであっても、髪が残っているということが、大切なんですね。

 

 

これは、毛穴が残っているか消失しているかが、治療効果の有無につながるということなのです。

 

 

なぜ治療効果がないの?

 

薄毛治療の効果がなかった男性



毛穴が消失していると、なぜAGA治療をしても効果がないのでしょうか。

 

 

それは、現在のAGA治療のしくみに関係しています。

 

 

現在、クリニックで受けられる薄毛(AGA)治療というと、

 

 

AGAの進行を抑えて抜け毛を防ぎ、発毛を促進させる内服薬や塗り薬(外用薬)でのお薬治療と、

 

 

副作用が少なく、お薬よりも高い効果と即効性が期待できる、毛髪再生治療があります。

 

 

どちらも、脱毛ホルモンであるDHTの影響を防いで、低下した発毛機能を活性化させ、ヘアーサイクルを正常に戻すことを目的とした治療法です。

 

 

治療効果とは、

「AGAの進行を止めて、健康な髪を生やす」ということです。

 

 

そのため、おおもとの細胞が死滅し、髪も生えず、毛穴さえ消失した状態からでは、すでに手遅れなのです。

 

 

だから、無毛の範囲が多ければ多いほど、治療をしても反応しない部分が多く、結局「やっても治療効果はあまり見込めない」という、判断となるわけです。

 

 

薄毛治療にタイムリミットあり!?早めの治療がおすすめな本当の理由とは?

 

AGA治療までのタイムリミット



「AGA治療は早い方がいいですよ」と言われる最大の理由は、一生のうちにヘアーサイクルの回数には上限がある、ということです。

 

 

これには、細胞の分裂回数が関係しています。

 

 

人間の体を構成している細胞の分裂回数は、種類によって違いますが、特に発毛機能(毛乳頭・毛母細胞・毛包など)に大きくかかわっている線維芽細胞の分裂回数は約50~60回とされています。

 

 

おおもととなる幹細胞が分裂の限界を迎えると、それ以上の再生はできなくなります。

 

 

年をとると傷が治りにくくなるのも、このためで、こういうことが全身におよぶのが、いわゆる「老化」です。

 

 

マキ

中高年になると、いろんな病気が出てきたり、肌がたるむのも、このせいね~。

 

これをヘアーサイクルに当てはめると、毛芽からスタートして成長期~休止期までの1周が細胞の分裂1回によって行われます。

 

ヘアサイクル(毛周期)



人の一生で、ヘアーサイクルの回数は40~50回と言われていて、単純な計算では100歳を過ぎても、余裕で髪はフサフサと再生するはずなのです。

 

 

ところが、AGAはヘアーサイクルを短縮し、高速回転させているので、ヘアーサイクルの回数チケットを短期間でどんどん使用しているようなものなのです。

 

 

だいたい40~50歳には、回数チケットを使いきってしまう計算となります。

 

 

マキ

まあ・・・そんな感じよね、だいたい。

 

よし子ちゃん

使いきったら・・・どうなるんです?

 

マキ

若ハゲよ。

 

ヘアーサイクルがリセットした時、次の成長期を迎えるためには、新たな毛母細胞の提供が必要です。

 

 

そのためには、細胞の分裂回数が残っているうちに、短縮しているヘアーサイクルを元の状態に戻すことが重要で、これがAGA治療の目的でもあります。

 

 

薄毛治療クリニックでドクターが「AGAは早めの治療を」と繰り返し言うのには、このような治療に「時間制限がある」という事情からのことなのです。

 

 

サチコ

なので、決してお金をしぼり取ろうとしているわけではないのですね。

 

マキ

でも、ちょっとは、それもあるかもよ。

 

ドクターのすすめにモヤモヤするワケ

 

 

薄毛を早く、確実に改善しようとクリニックに行き、診察を受け、自分に合った治療方針を示してもらいます。

 

 

体の不調で病院に行き、「こういう治療方法がありますが、どうします?」とドクターに問われると、ほとんどの患者が「どうぞ、それでお願いします」とお願いするわけですが、

 

 

薄毛(AGA)治療のクリニックでは、ベストな方法を提示されると、じゃっかん、ためらう方も多いと思います。

 

 

それはなぜか?

 

 

よし子ちゃん

なぜですか?

 

治療法の内容を耳にしながら、う~ん、と悩んでいると、今回のテーマである「AGAは進行性ですからね、できるだけ早く、治療は始めた方がいいですよ」とうながされ、内心モヤモヤがわき上がりつつ、また悩み・・・ということを繰り返します。

 

 

ドクターからは、たたみかけるように、先ほどの「今、治療を始めたほうがいい理由」が語られます。

 

 

それと、提案した「最適な治療方法」の効果と予想される回復結果などについて、よりくわしく説明されればされるほどに、しだいにドクターの笑顔がうさんくさく思えてきたりもします。

 

 

心のつな引きに音(ね)を上げて、中途半端な気持ちのまま、治療を開始すると、後になって不満が残るわけです。

 

これらは、私たちがAGAクリニックに関する情報集めの際に行ったアンケートの中で、行った先のクリニックに対して悪印象を持った方に、お話をうかがった際の回答を参考にしています。

 

 

マキ

同じクリニックの同じドクターが、ほかの人はハナマル評価だったりするんだけどね~。

 

最適な治療方法で最速の治療効果を望んでクリニックへ行ったはずなのに、この心理はどういうことなのでしょうか?

 

 

薄毛治療は自由診療、ということが心のモヤモヤに大きくかかわっています。

 

 

自由診療ということは、10割負担、つまり、全額自己負担となるので、治療費が高額となります。

 

 

そのために、ためらうわけです。

 

 

そして、「早めに治療を開始したほうがいいですよ」とドクターに言われると、

 

「せかされた」

「ひどいこと言われた」

「金むしり取ることしか考えてない」

 

というように、内心モヤモヤしてしまうわけです。

 

 

特に、初めて美容系のクリニックに足を踏み入れ、そのゴージャスなロビーや病院とは思えないインテリアなどに圧倒された後など、そう感じてしまうのかもしれませんね。

 

 

では、最初から満足している方は何が違うのでしょうか。

 

 

大事なことは予算を決めておくことです。

 

 

AGA治療の種類や治療費など、ある程度の下調べを行い、あらかじめ予算を組んでおくことで、心の余裕を持ってカウンセリングを受け、ドクターの話も素直に頭に入ってくるかと思います。

 

 

そして、自分に適した治療方法を教えてもらった後には、予算額を正直に言って、その範囲内で、もっとも有効な方法を考えてもらうのが、カウンセリングの上手な利用の仕方だと考えます。

 

 

薄毛治療に満足している方というのは、だいたいが、しっかりと下調べをした上でカウンセリングを受けています。

 

 

今からクリニック探しを始める方も、AGA治療に関する情報は、できる限り調べるようするといいですね。

 

 

わからないことなどはメモしておいて、カウンセリング時に質問すると、ドクターが親切かどうかも、いっしょにチェックできるというものです。

 

 

これが、マイ・ベストクリニックを見つける秘けつでもあるそうですよ。

 

 

まとめ

 

皮膚科医 高宮先生



ここまで、「AGAは早期治療が重要」と言われることの本当の理由をチェックしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

 

その理由を、もう一度かんたんにまとめておきます。

 

  • AGAは進行性で時間が経てば経つほど、症状が進む

 

  • AGA治療を開始する時の最低条件とは、産毛でもいいので「毛穴から毛が生えている」こと。

 

  • 毛穴が消失して無毛となった部分は、AGA治療の効果が見込めない。

 

  • 一生のヘアーサイクルの回数は限られていて、その回数を消化すると、細胞が死滅して、髪の再生は不可能。

 

特に4つ目が深刻な理由です。

 

 

こういうことが頭皮の下で刻一刻と進行中なので、ドクターも「治療は早ければ早いほど効果が見込めますよ」と、真実のアドバイスをしてくれているわけですね。

 

 

そして、このアドバイスを素直に受け取るためには、自由診療ということを念頭に、余裕を持った予算を立てておくことが大切。

 

 

そのためには、前もって気になるクリニックを見つけ、ホームページでどのような治療ができるのかを調べ、気になる治療の費用をチェックしておくといいですね。

 

 

その後にカウンセリングを受けると、ドクターからの薄毛や治療についての説明も、すっきり頭に入ってきて理解しやすく、受け取り方も違ってきますよ。

 

 

AGA治療が手遅れの場合の対策とは?

 

 

ちなみに、AGA治療が不適格だった方には、最後の砦(とりで)として、自毛植毛があります。

 

 

こちらは、薄毛部位に植毛した後は、特に手入れ不要で、永久的に生え続けるというメリットがあります。

 

 

きちんと手立ては残っていますので、自分にとって最適な治療法を見つけるためにも、いろいろと調べてみてください。

 

 

薄毛治療に成功するためにも、よいクリニックを見つけて、よいドクターに出会ってくださいね。

 

 

サチコ

応援しています。

 

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