きちみや

こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。

 

今回のテーマは植毛です。

 

 

まずは、植毛にはどんな方法があるのかを知って、

 

 

自分に合った植毛方法を選んでいただきたいと思います。

 

 

薄毛・若ハゲ治療の中でも、

 

 

植毛は他の治療とは違って麻酔をしての外科手術です。

 

 

メスや針で少なからず体に負担をかける植毛は、

 

 

どの治療よりも、真剣に悩んで決めていただきたいと思います。

 

 

では、植毛について一緒に見てまいりましょう。

 

 

 

植毛には種類があった! 二つの植毛の違いとは?

長い髪の女性



植毛というのは、薄毛、もしくはハゲた部分へ、他から採ってきた毛を植え込むこと。

 

 

いたってシンプルな考え方ですね。

 

 

では、いったいどこから、その毛を調達するのでしょうか。

 

 

その手段としては、

 

 

① 今生えている自分の毛を毛根ごと採取してくる方法

② 人工的に作られた毛を使う方法

 

 

現在、この2つの方法があります。

 

 

①を、自毛植毛と呼び、

 

 

②を、人工毛植毛と呼びます。

 

 

では、それぞれ、どのような植毛法なのか、見てみましょう。

 

 

自毛の植毛とは?

 

 

自毛植毛は、後頭部などの髪がたくさんある部分から状態のいい髪を毛根ごと採取してきて、

 

 

それをハゲている部分に植え込んでいく植毛方法です。

 

 

今生えている髪を毛根ごとスポッとくり抜いて移動させるだけなので、

 

 

今以上に髪が増えることはありません。

 

 

ただ、移植に成功した髪は、正常な毛周期を繰り返すので、

 

 

抜けてもまた新たな髪が生えてきます。

 

 

元々、後頭部にあった髪なので、年を取って後頭部の髪が白髪になると、

 

 

移植した髪も、また同じように白髪になっていきます。

 

 

人工毛の植毛とは?

 

 

人工毛植毛は、ウィッグなどに使われる人工毛髪のように、

 

 

人工に作られた髪をハゲている部分に植え込んでいく方法です。

 

 

自分の髪を採取するわけではないので、植えた分だけ髪の本数が増えたことになります。

 

 

人工毛での植毛は、髪色や長さ、カールやストレートなど、

 

 

豊富な種類の中から自分の髪に合ったものを選ぶことができます。

 

 

また施術直後には、増毛が完成している状態となるので、見た目の即効性もあります。

 

 

ただ、異物を皮膚の中に埋め込むことから、拒絶反応や感染症のリスクがあります。

 

 

そのために、移植後は、専用のケア用品やお手入れ方法を、しっかりと行う必要があります。

 

 

1970年代に、日本でも人工毛植毛が盛んに行われた時期がありましたが、

 

 

深刻な副作用に見舞われることが多々あり、次第にすたれていきました。

 

 

では、画期的であったはずの人工毛植毛の暗い過去について、一応、頭に入れておきたいと思います。

 

 

人工毛植毛はキケン?失敗と言われた暗い歴史







人工毛移植術は日本でも、非常に画期的な技術として、大きな期待を背負って試みられました。

 

 

ところが、人工毛を移植した患者の術後の感染症や、

 

 

拒絶反応による重篤な後遺症、植毛の脱落など、

 

 

多くの有害事象が報告されるに至り、人工毛移植は行われなくなっていったという歴史があります。

 

 

結論として、人工毛移植は非常にリスクが高い、とされました。

 

 

アメリカにおいてはFDAによって、人工毛それ自体が有害器具に指定され、

 

 

事実上、人工毛の使用が禁止されている、というのが現状です。

 

 

※FDA(アメリカ食品医薬品局)

医薬品規制や食の安全を守るため、消費者が日常的に接する製品について、許可や違反品の取締りなどを専門的に行う機関。

日本の厚生労働省のようなもの。

 

 

では、日本においてはどうなのかというと、

 

 

「日本国内で人工毛植毛術を施行することに

医療法上の問題はないが、

有害事象の発生を看過できないため、

安全性に関する高い水準の根拠が得られるまでは、

原則として人工毛植毛術を行うべきではない

 

(日本皮膚科学会ガイドライン2017年版より引用

 

 

このような見解となっています。要するに、

 

 

「別に日本では違法じゃないから、客観的に安全性が認められれば、いいんじゃない。

でも、まだ根拠がないよね。

うん、悪いこと言わないから、やめときましょ」

 

 

ということですね。

 

 

人工毛ってそんなにワルモノ!?

 

 

もちろん、人工毛は悪しき存在ではありません。

 

 

それどころか、人工毛は別の存在意義に使命をかけています。

 

 

過去から現在、未来にかけてたゆまず、人毛に限りなく近づくための研究が続けられています。

 

 

それらの成果はウィッグ(かつら)や増毛(エクステ)施術などへ還元され、

 

 

私たちの目を見張らせてくれていますよね。

 

 

百貨店などで、いろいろなヘアスタイルのウィッグが並んでいるところへ興味本位に近づき、

 

 

その自然な風合いに「おおお・・・っ」となりませんか?

 

 

店員が見込み客への対応に忙しくしている隙に、

 

 

ちょっと頭にのせて「うほほっ」と、楽しんだりいたしませんか?

 

 

マキ

店員がいなかったら、したいかも・・・。

 

よし子ちゃん

しませんよ、そんなこと。

 

それに医療用のウィッグなどは、本当に美しくて自然な風合いで、

 

 

病気と闘う患者の心を、ほんの少しなぐさめてくれる出来栄えです。

 

 

装着している当人同士なら、

 

 

「あ、同志だ」とすぐわかるそうなのですが、

 

 

ぱっと見は判別がつきません。

 

 

マキ

というか、そんな考えも浮かばないくらい、違和感ないよね。

 

 

これも、値段が上がれば上がるほど、違いは顕著となります。

 

 

これらはすべて新技術を採用した人工毛で仕上がっています。

 

 

今はまだ、人毛に勝るものは出来上がってはいないようですが、

 

 

それも時間の問題かもしれませんね。

長い金髪の女性



人工毛の進化で人工毛植毛は成功する?

 

 

いったん中断されていた人工毛移植ですが、ここ最近、日本でも復活のきざしが見えてきました。

 

 

「ヘアステティックス」や「バイオファイバー」などの、

 

 

ヨーロッパで開発された毛髪インプラント(植毛)が輸入され、

 

 

美容医療クリニックで行われているようです。

 

 

人工毛移植の持続期間ってどのくらい?

 

 

人工毛の持続期間というのは、人によって差はありますが、

 

 

だいたい5年~7年程度だと言われています。

 

 

状態の良い方なら、それ以上持つかもしれません。

 

 

ただ、植え込んだ人工毛は生活する中で、

 

 

年に10%程度が自然脱落していくそうなので、

 

 

やはり5年ほどで植え替えや植え足しなどが必要となるかもしれませんね。

 

 

よし子ちゃん

1000本植えたら・・・10%で、年に100本減っていく?

 

マキ

単純に計算すると、5年で半数になっちゃうってことかぁ・・・

 

 

見た目を維持したい場合は、

 

 

1、2年ごとにメンテナンスとして、抜けた本数分を植え足していくことになります。

 

 

人工毛植毛後のケアで副作用を防ぐ

 

 

人工毛植毛を行う場合、最初にテスト植毛を行い、

 

 

拒絶反応が起きなければ、その後、希望の本数を移植していきます。

 

 

植毛を終了した後は、感染症を防ぐための専用のケアが必要となります。

 

 

体質などもかかわってきますが、このケアを怠ると感染症を引き起こすことになるので、

 

 

決められたケアをきっちりと行う必要があります。

 

 

それが、植え込んだ人工毛を長く持続させることにもつながります。

 

 

マキ

ズボラだったり、テキトーな性格の人には向かないわね・・・

 

 

こういった新しい人工毛移植法は、

 

 

2017年頃から日本国内で治療が始まったようですが、

 

 

まだ診療実績は浅く、現在は臨床データを集めている段階ですね。

 

 

あちらこちらでモニター募集の文字が踊ります。

 

 

このように、「失敗は成功のもと」を地で行くように、

 

 

へこたれず、果敢にチャレンジし続ける研究者のおかげで、

 

 

次から次へと新たな展開を見ることができる昨今です。

 

 

人工毛植毛に関しても、今後に大いに期待いたしましょう。

 

 

自毛植毛と人工毛植毛、どっちがおすすめ?

 

 

私たちがおすすめするのは、ここはやはり自毛植毛です。

 

 

植毛の基礎となる研究は実は日本で行われていました。

 

 

戦争でいったんは中断してしまった植毛研究ですが、1939年に皮膚科医の奥田庄二先生が「パンチグラフト植毛」という手法を発表しました。

 

 

その成果を、アメリカの皮膚科医であるノーマン・オレントライヒ先生(Dr.Norman Orentreich)が、1959年に、薄毛治療のための自毛植毛法(パンチグラフト法)として確立しました。

 

 

その後、1993年にアメリカで開催された国際毛髪外科学会をきっかけに、自毛植毛は、世界中に広がり、技術開発の研究と改善改良によって、現在に至っています。

 

 

このように、自毛植毛には50年以上の実績があり、データがあり、技術が確立しています。

 

 

一方、人工毛植毛は、今はまだ発展途上で、課題も多く残されています。

 

 

人工毛自体は進化して品質も向上し、多くの分野に貢献し、また安全性もあるのかもしれません。

 

 

ただ、人工毛植毛をした後、異物を無数に埋め込まれた頭皮は、患者自身のケアのやり方によっては、感染症のリスクが高まるという、どうしても不安定要素が気にかかります。

 

 

そういう部分が解消されない限り、おすすめすることは難しいかと思います。

 

とりあえず、現時点では、やはり日皮会のガイドラインに従い、薄毛に悩み、植毛を考えていらっしゃる方へは、自毛植毛が安心だし、確実ですね。

 

 

もちろん、腕のいいドクターにめぐり合うことが前提ですよ。

 

クリニックの外観



「うおっ、うちの芝が枯れちまった――」

「――だったら、隣の芝から間引いてくればいいんじゃない?」

「「移植だね!」」

 

 

失敗したくない人のための「おすすめ」植毛クリニック in Japan