一番安くて後悔しない自毛植毛の方法とは?費用相場を比較してみた

 

きちみや

こんにちは、
髪ふさアドバイザーの吉宮です。

 

植毛の魅力は、なんと言っても

  • 植毛した髪は放っておいても生えかわる
  • 白髪になるまで生えかわる
  • 特別なケアも必要なし

というところです。

 

ただ、植毛は自由診療なので、施術費用は高めです。

 

そこで今回は、より安全に、より安い価格で植毛を受けられる方法を調べてみました。

 

自毛植毛を検討されている方は、ご参考までにどうぞ。

自毛植毛には、どういう方法があるの?

 

日本で植毛を受けようとすると、次の2種類の技術がベースとしてあります。

 

  • 「FUT法」(メスを使って行う植毛技術)
  • 「FUE法」(パンチという針を使って行う植毛技術)

 

また、FUE法では次の方法が選べます。

 

  • 刈り上げる方法(ドナー採取部位の刈り上げ)
  • 刈り上げない方法

 

そして、技術面の選択肢もあります。

 

  • オール手技
  • ARTAS植毛(植毛ロボットを使用)

 

このように好みに応じて植毛法も選べるようになっています。

 

では、日本で大人気のFUE法の植毛費用からチェックしてみましょう。

自毛植毛(FUE法)の値段の相場とは?

 

考えるスーツ姿の男性

 

 

FUE法による植毛費用の相場を見ていきます。

 

ケースモデルは、AGAによくある「M字とO字型」、そして薄毛が進んだ「M+O字型の混合」です。

 

さるんウフ

それってどんなの?

【M字型・O字型】はこんな薄毛

AGAのM型ハゲ AGAのO型ハゲ

必要グラフト数(500~1000グラフト)

 

【M+O字の混合型】とはこんな薄毛

AGAの複合型ハゲ

必要グラフト数(1200~1700グラフト)

 

要するに、AGA男性の典型的な薄毛パターンですね。

 

この2つのケースでどれくらいの費用がかかるのか、植毛法別にチェックしていきます。

一般的なFUE植毛法の値段(目安)

 

基本的なFUEでの植毛をした場合の値段です。

 

  • 刈り上げ有り
  • すべて手技によるFUE法

 

範囲 植毛費用
MまたはO字型 50~100万円
M+O混合型 110~180万円

刈り上げないFUE植毛法の値段(目安)

 

こちらは、グラフト採取のための刈り上げを一切行わない、植毛直後のお見合いだって可能な(例え話です)方法です。

 

  • 刈り上げは一切行わない
  • 見た目ダウンタイムなし
  • すべて手技によるFUE法

 

範囲 植毛費用
MまたはO字型 100~180万円
M+O字混合型 210~300万円

バレない刈り上げFUE植毛法の値段(目安)

 

小さく分散した形での刈り上げなので、髪を梳かせば、パッと見わからないようになります。

 

  • 刈り上げ有り(極めて小さく分散型)
  • すべて手技によるFUE法

 

範囲 植毛費用
MまたはO字型 75~150万円
M+O字混合型 190~230万円

ARTAS(アルタス)植毛法の値段(目安)

 

コンピューター搭載の植毛ロボットを使用して、正確無比にグラフト採取していくFUE植毛です。

 

  • 刈り上げ有り
  • 植毛ロボットを使用してのFUE法

 

範囲 植毛費用
MまたはO字型 35~75万円
M+O字型 75~110万円

 

サチコ

以上が、今人気の植毛方法の費用目安です。

 

費用に幅があるのは、同じ「M字型の薄毛」であっても、一人ひとり必要なグラフト数が違うことと、クリニックによってもグラフト単価が違うためです。

 

少し高めの価格を記載しているので、たいていの方が、実際はもっと安価に施術を受けることができると思います。

 

次は、お値段を比較してみます。

自毛植毛(FUE)で一番安い方法とは?

 

ここでは、先ほど個別にチェックしたFUE植毛の費用を比較して、もっとも安価にできる方法を確認してみます。

 

サチコ

植毛費用を表にまとめてみました。

植毛方法

(FUE法)

M字型・O字型

500~1000グラフト

M+O混合型

1200~1700グラフト

刈り上げる

(基本FUE法)

50~100万円 110~180万円

刈り上げない

(髪型に影響なし)

100~180万円 210~300万円

バレない刈り上げ

(目立たない)

75~150万円 190~230万円

ARTAS植毛

(刈り上げる)

35~75万円 75~110万円

 

FUE植毛のそれぞれの特徴とグラフト数と費用目安とを表にしてみました。

 

一覧にすると、価格の違いがはっきりと見えてきますね。

 

こうして比較してみると、
FUE法の中でいちばん安価なのは「ARTAS植毛」ということがわかります。

 

安価の理由は、コンピューター補助がある分、すべて手技のみで行う植毛よりも2、3割お安くなっているようですね。

 

FUE法の植毛の中では、刈り上げのことさえ問題なければ「ARTAS植毛」がもっとも安価に施術できる、ということです。

 

サチコ

では、最後にFUT法の値段とも比較してみますね。

FUTとFUE(ARTAS植毛)ではどっちが安い?

 

FUEばかりを見てきましたが、
自毛植毛にはFUE法のほかにFUT法もありましたよね。

 

今度は「FUE法」VS.「FUT法」で見ていきます。

 

おさらい
  • FUE法・・・パンチ使用
  • FUT法・・・メスを使用

 

FUE法とFUT法で、どちらがより安価に植毛できるかというと、メスを使うFUT法で施術するほうが、2~3割ほど割安になります。

 

FUEとFUTでは必要な技術力や手間ひまに大きな差があるからです。

 

ところが、AI搭載の植毛ロボット「ARTAS(アルタス)」が登場して以来、現在はFUEもFUTもあまり価格差が感じられなくなってきています。

 

実際にARTASを使った施術と、FUTでの植毛費用にどのくらいの開きがあるのか、見てみましょう。

 

【植毛費用(参考例)】

グラフト数 ARTAS植毛(FUE) FUT植毛法
500G 35万 34万
750G 55万 50万
1000G 73万 60万
1500G 100万 80万
2000G 120万 100万

 

これを見てみると、
グラフト数が増えるにつれ、二つの植毛法の費用に金額差が現れてきますね。

 

もちろん、クリニックによって価格が違うのですが、おおむね、このような感じです。

 

ただ、FUEはせまい範囲の植毛に向いた方法なので、広範囲の植毛を希望した場合、FUEとFUTの組み合わせの手法を提案されると思います。

 

サチコ

その辺りは、先生と相談して決めます。

 

とりあえず、ARTAS植毛とFUT法との間に、それほど金額差は感じられませんね。

 

この数万円の差を高いと感じるか、何とも思わないかは、人それぞれです。

一番安くてできる植毛方法はどれ?

 

FUE法であるARTAS植毛とFUT植毛法では、どちらが安価かというと?

 

  • メスを使わないFUE植毛の中では
    「ARTAS植毛」がもっとも安く植毛を受けることができます。

 

  • 自毛植毛全体では
    「FUT植毛法」が一番安い、という結果でした。

FUTとARTAS植毛の特徴とメリット・デメリット比較

 

安価だったFUT法とARTAS植で、それぞれの特徴を比較してみましょう。

 

特徴を比較してみることで、メリットやデメリットが見えてきます。

 

自分にとってどちらの方法が合っているのか、よりはっきりしてくると思います。

 

気になる特徴 ARTAS植毛 FUT法
メスの使用 なし あり
刈り上げ あり あり
ドナーロスの確率 低い 低い
生着率 高い 高い
術後の治り 早い 遅い
傷あと ほぼなし 残る
抜糸 なし あり
安全性 安全センサー付き あり

安全性について

 

植毛の安全性についてですが、自毛植毛の技術自体は安全性の高いものです。

 

ただし、必ず臨床経験の豊富で、ベテランの先生にかかってください。

 

施術の安全性は、それを行う技術者(医師)によって変わります。

刈り上げについて

 

移植するための毛根(グラフト)を採取するため、その部分を刈り上げるわけですが、刈り上げた部分には、貼るタイプの「部分用かつら」などがあるので、それを付ければきれいに隠れます。

 

なので、見た目をあまり心配することはないと思います。

 

それぞれのクリニックで用意していると思うので、カウンセリングの際に、一応確認しておくといいですよ。

 

部分用かつらを装着すれば、実際にどのような感じか、写真を見せてくれるところもあります。

植毛費用の算出方法とは?

 

最後に、植毛費用がいくらかかるかの計算方法をお伝えします。

 

植毛費用の計算方法

基本治療費+(グラフト数×単価)=植毛費用

 

サチコ

これに税金が加算されます。

1グラフトごとの価格(グラフト単価)はクリニックごとに違いますし、必要グラフト数が増えるにつれて単価は安くなる傾向にあります。

 

基本治療費(施術料)も、クリニックごとで値段は違っています。

 

基本治療費やグラフト単価については、こちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

 

説明する女性スタッフ

 

今回は、優良な植毛施術を「できるだけ低価格で受けたい」という方のために、植毛法と平均価格で検討してみました。

 

参考になりましたでしょうか?

 

自毛植毛の技術が生まれて、すでに50年以上が経ちます。

 

その間、技術は改良改善され、臨床実績も十分あります。

 

その中で世界を見渡すと、技法としてはメスを使ったFUT法が多いようですが、日本ではメスを使わないFUE法が好まれています。

 

ただ、植毛範囲や薄毛の状態によって、希望どおりにならないこともあると思いますが、そこは信頼できる先生と相談して決めてください。

 

たとえ、メスを使うFUTをすすめられても、今では傷跡はほとんどわからないまでに技術が向上しています。

 

どこの植毛クリニックも、相談やカウンセリングは無料です。

 

まずは、相談するところから始めるといいと思います。

 

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