きちみや

こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。

 

 

女性の薄毛には種類があり、その抜け毛には原因があります。

 

 

まず、女性の薄毛というと、高齢女性に見られる頭のてっぺんが薄くなり地肌が見えてしまっているものから、出産後に薄毛になやまされるものまで、いろいろとありますよね。

 

 

薄毛の悩みというのは、本当に女性にとってはつらい症状であり、苦痛な時間を過ごすことになります。

 

 

薄毛の原因は何なのか、なぜそういうことが起こるのか、ということを知って対処するためにも、薄毛の種類を把握(はあく)しておきたいと思います。

 

 

こちらでは、男女共通の薄毛のタイプから、女性特有のものまで、ピックアップしてみました。

 

 

女性の薄毛の種類と原因と治療法







男性の薄毛の悩みというと、その約9割がAGA(男性型脱毛症)なのですが、女性の場合は少し複雑です。

 

 

女性の場合、思春期で体が大きく変化し月経が始まってから数十年後、その役割を終了するまでの間、身体はめまぐるしくドラマティックな変化を繰り返して、日々生活しています。

 

 

そんな中、何らかの原因でホルモンバランスが崩れたとたん、さまざまな症状が表に現れはじめます。

 

 

何かの原因とは、病気であったり毎日の食事内容、睡眠不足、出産、ダイエット、ストレス、そして閉経・・・と、数え上げればきりがないほどに、たくさんあります。

 

 

何か一つの原因ではなく、いろいろなことが絡まり合って、それが薄毛という症状となって現れることも、女性には多々あるようです。

 

 

そういった薄毛の中には、自然に治るタイプもあるし、早めに病院で治療しなければならないものもあります。

 

 

今、まさに薄毛に悩み中の方は、自分がどのタイプに当てはまるのか調べて、早めの対処をしてくださいね。

 



びまん性脱毛症

 

 

女性の薄毛によく見られるのが、びまん性脱毛症です。

 

 

びまん性脱毛症は、ストレスやダイエット、加齢など、さまざまな要因によって、女性ホルモンのバランスが崩れることで抜け毛が増えていく症状です。

 

 

ただ、女性の薄毛症状にはいくつか種類があって、主なものとして、女性ホルモンの減少で、男性ホルモンが優位となることで起こる「女性型脱毛症(FAGA、FPHL)」や、「加齢変化」「休止期脱毛症」などがあります。

 

 

びまん性脱毛症とは、こういった薄毛・脱毛症状の総称でもあります。

 

 

原因】

 

原因としては、抜け毛を防ぎ、髪の成長をうながす働きを持つ、女性ホルモン(エストロゲン)が減少することで始まる薄毛症状です。

 

 

更年期に多発するようになります。

 

 

女性ホルモンの中でも、女性特有の体のやわらかな膨らみや、髪のハリやコシに大きな役割を果たしている「エストロゲン」というホルモンが、閉経後、さらに減少していき更年期障害をもたらします。

 

 

【症状】

 

男性型脱毛症(AGA)のようにM型、O型というような特徴的な脱毛が起きるわけではなく、頭頂部を含め全体的に薄毛が進行して、やがて地肌が透けて見えるようになっていきます。

 

 

AGAのように男性ホルモンのDHTの作用による「女性型脱毛症」の場合は、頭頂部だけでなく、額の生え際やこめかみ部分も薄くなっていきます。

 

 

また、髪のミニチュア化も女性型脱毛症の特徴です。

 

 

ミニチュア化というのは、髪が生え変わるたびに、じょじょに産毛のようになっていくことです。

 

 

サチコ

よく、高齢の女性の頭が薄くなっているのを見かけますよね。

あの状態です。

 

 

【さまざまな要因】

 

要因としては、加齢、ストレス、過度なダイエット(偏食)による栄養不足、経口避妊薬(ピル)の常用、睡眠不足などが挙げられます。

 

 

マキ

あと、タバコもダメね。

 

つまり、不摂生、不健康な生活は老化を早めるということ。

 

 

老化が早まるということは、身体の機能の衰えが早まり、更年期が早く訪れます。

 

 

産む性の機能を終了しますから、女性ホルモン(エストロゲン)も店じまい。

 

 

すると、急激にエストロゲンが減少し、それによって更年期障害と呼ばれる、さまざまな症状に悩まされることになるのです。

 

 

エストロゲンの働きには、肌のハリや美髪をつくる作用があります。

 

 

それが失われるのですから、当然、肌のハリが失われてゆき、シワが増え、髪も細く、コシがなくなっていくのですね。

 

 

高齢であっても髪の豊かな人もいますが、そんな方でも、「若いころに比べて、ずいぶん細くなった」とおっしゃっています。

 

 

【治療法】

 

育毛サプリメントや医薬品での治療で改善します。

 

 

また最近では、成長因子などを使った毛髪再生治療も普及していて、薄毛に悩む女性だけでなく、美意識の高い女性たちに人気のようです。

 

 

甲状腺機能低下症

 

 

甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)です。

 

 

ここ数年の間に、女性の薄毛の原因として考えられるようになったのが、甲状腺機能の異常による、甲状腺ホルモンの減少です。

 

 

【原因】

 

この甲状腺ホルモンには、ヒトの体を構成する細胞を活性化させる、という働きがあります。

 

 

毛母細胞の分裂にも関わり、髪の成長を促してくれます。

 

 

それが減少することによって、発毛機能までもが低下してしまうのですね。

 

 

【症状】

 

自覚症状としては、抜け毛のほかには、顔のむくみや腫れ、乾燥、だるさ、息切れ、疲れやすくなる、などがありますが、月経の前後や、更年期障害で現れる症状と似ていますよね。

 

 

発症する多くが40代の女性ということですので、年齢的にも日常的にありがちな症状と言えます。

 

 

また、放置しておくと、さまざまな弊害が現れ、生理不順なども引き起こします。

 

 

そういうことも重なり、抜け毛がなければ、やはり「年齢的なものかな」と、我慢してしまいそうですね。

 

 

大量の抜け毛があって、まるで更年期障害のような自覚症状が現れた場合、この病気を疑ってみてください。

 

【治療法】

 

内科を受診してください。

 

 

原因自体ははっきりとは分かっていないのですが、お薬できちんと治ります。

だから、ご安心を。

 

 

【甲状腺が原因の薄毛について】

 

 

最近、注目されるようになった「甲状腺機能の異常」に関しては、血液検査をすればすぐに判明するので、きちんと治しておきましょうね。

 

 

健康保険が使えて、お薬で治ります。

 

 

サチコ

薄毛も同時に解決ですよ。

 

 

分娩後脱毛症

 

 

分娩後脱毛症(ぶんべんごだつもうしょう)です。

 

 

これは出産後に多く見られる薄毛です。

 

 

【原因】

 

通常、栄養が毛母細胞へ行き渡らないことも薄毛・抜毛の原因となります。

 

 

ところが、妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養分を多く取られてしまいますが、妊娠後期は、増加した女性ホルモン(エストロゲン)によって、髪の成長期が長く維持されます。

 

 

お肌も若返ったかと思うくらい、ツヤツヤしているはずです。

 

 

ところが、出産後は、この女性ホルモンが急激に減少してしまいます。

 

 

それによって、髪もいっせいに休止期に移行するため、急に抜け毛が増え始めるのです。

 

 

※休止期というのは、成長を終えた髪が細胞と切り離され、「自然に抜けるのを待つばかり」の状態のことです。

 

 

ピルを服用している方が、飲むのをやめた時にも、同じことが起こります。

 

 

サチコ

シャンプーしたり、ブラッシングで抜ける髪は休止期毛ね。


さるん

朝起きた時に、枕カバーに付いてる髪もそうだよ~

 

【治療法】

 

若いママはひどく気にしますが、出産による抜け毛は、半年から1年ほどで自然に治ります。

 

 

ただ、30歳以上の出産となると体力の衰えなどもあって、回復に時間がかかります。

 

 

大豆にふくまれるイソフラボンは、エストロゲンに似た作用があるので、積極的に摂るようにするといいですね。

 

 

サプリメントを摂る場合は、授乳中に対応した育毛サプリメントを選ぶようにしましょう。

 

 

出産後の抜け毛はだれにでも起こります。

 

 

育児疲れに加えて急激な抜け毛はショックかもしれませんが、あまり思いつめてしまうと、かえってストレスとなって、回復が遅れます。

 

 

赤ちゃんの笑顔を守りながら奮闘している内に、すっかり元通りの美しいママになっていますよ。

 

 

牽引性脱毛症

 

 

牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)です。

 

 

牽引(けんいん)性脱毛症というのは、いつも髪をきつく結い上げていることによって、起こる症状です。

 

 

昔なら日本髪、現代であればポニーテールやシニヨン、レゲエスタイルのコーンロウやブレイズ、ヘアエクステなどが、薄毛になる原因です。


【原因】

 

髪を常に引っ張ることで、頭皮や毛根に長期的に負荷がかかります。

 

 

それが原因で血行が悪くなり、栄養分も行き届かなくなり、やがて発毛機能にまで影響を及ぼし、薄毛となっていきます。

 

 

【治療法】

 

治療法というよりも、こまめにマッサージなどを施し、血行をよくすることと、頭皮と毛根に負担のかからないヘアスタイルにすることなど、まずは原因と取り除くことが有効な対策となります。

 

 

例えば、日中はポニーテールにしていても、帰宅すれば、すぐに髪をほどいて、ゆるめるとか、工夫してくださいね。

 

 

薄くなった部分を回復させるため、体の内側から育毛をサポートするための成分をサプリメントなどで摂取することも有効です。

 

 

【牽引性の薄毛について】

 

 

芸術的におしゃれなヘアスタイルは、見ていてとっても魅力的で楽しませてくれるけれど、髪と頭皮を休ませる休息期間も取り入れていくように考えてみてくださいね。

 

 

ヘッドスパなどで頭皮を労わってください。

 

 

髪が少なくなってしまうと、おしゃれも楽しめなくなってしまいます。

 

 

マキ

若いうちは髪が薄くなるなんて、イメージできないんだけどね~。

 

未来の自分のために、今から気をつけておきましょう。

 

 

円形脱毛症

 

 

円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)です。

 

 

毛髪がつくられるおおもとである毛包(もうほう)のうち、毛根部分が、炎症によって破壊されることで起こる症状です。

 

 

たいていは、本人の知らない内にコイン状の円形脱毛ができていることが多く、他者に指摘されて気づく、ということが多いようです。

 

 

【原因】

 

円形に脱毛することから、遺伝と自己免疫疾患が原因と考えられています。

 

 

ストレスなどが誘因となって発症することもあります。

 

 

重度の場合は、眉毛も含めて全身の毛髪が抜け落ちてしまうこともあります。

 

 

甲状腺の病気や膠原(こうげん)病の自己免疫疾患が隠れている場合もあるので、

 

 

脱毛以外に微熱が続くとか、疲れやすいなどの全身症状がある時は、早急に病院で診察を受けてください。

 

 

【治療法】

 

単発型(円形脱毛が1~2個)ならば、自然治癒します。

 

 

また、ストレスの原因がはっきりしているならば、その原因となる事を自身から遠ざけ、影響を受けないようにすることが大切です。

 

 

多発型の場合は、完治の難しい難病です。

 

 

ステロイドセミパルス療法、ステロイド局所注射、局所免疫療法(SADBE)などを行いますが、病気の広がり、勢いによって一人ひとり、最善の治療が異なるため、的確な診断のもと治療を受けることが大切です。

 

 

自然に治るの!?円形脱毛症の種類と治療法

 

 

脂漏性脱毛症

 

 

脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)です。

 

 

脂漏(しろう)性脱毛症とは、過剰に分泌された皮脂が毛穴につまり、皮膚に常在している菌が大繁殖して脂漏性皮膚炎を発症することによって、髪が抜け落ちる脱毛症です。

 

 

【原因】

 

脂漏性皮膚炎の原因は・・・実ははっきりとはわかっておりません。

 

 

遺伝的要因、環境的要因、精神的ストレスなどが関与した、多因子疾患と考えられています。

 

 

ただ、皮膚に常在しているマラセチア菌というカビ(真菌)の一種が、この症状を引き起こしていることは、最近になって認識されるようになりました。

 

 

一度発症すると、慢性的なものとなり、自然に治ることは難しいと言われています。

 

 

一方で、脂漏性皮膚炎は生活習慣の改善で予防できる疾患でもあるので、まずは日常生活の見直しから始めましょう。

 

  • 適切な洗顔(朝と晩1日2回)と洗髪(毎日)
  • 洗浄力の強すぎる(頭皮に合わない)シャンプーは使わない
  • シャンプー、コンディショナー等のすすぎ残しのないようにする

 

 

【初期症状】

 

耳やこめかみ部分が赤くなったり、べたついたフケが増えたり、大きめのフケがこびりつくことがあれば、脂漏性皮膚炎の初期症状を疑ってください。

 

 

サチコ

早めに皮膚科を受診してください。

 

 

【治療法】

 

基本的には、ステロイドの外用が効果的で、短期間での改善が見られます。

 

 

頭皮には液体ローションを、それ以外には軟膏が用いられます。

 

 

最近では、軽症の場合にはマラセチア菌(カビ)に効く、抗真菌剤外用剤もよく使用されるようです。

 

 

【脂漏性からくる薄毛について】

 

 

思春期の頃から20代、30代までに多く発症するタイプです。

 

 

ちょうどその年代の食事内容も、脂っこいものが好まれますよね。

 

 

それが拍車をかけているのかも。

 

 

和食にシフトチェンジして、ビタミンB群を多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう。

 

 

サチコ

トマト、牛乳、卵、ほうれん草、

しいたけ、キャベツ、レバーなどですね。

 

でも、まずは清潔に保つことから心がけましょうね。

 

 

  • メイクは毎晩、きちんと落としましょう。
  • 髪は、地肌にやさしいシャンプーを使って、生え際まで洗ってね。

 

 

シャンプーは、真菌(カビ)を抑制する効果のある、「ミコナゾール硝酸塩(抗真菌剤)」配合のものを選択するといいですよ。

 

 

今では医薬部外品としてドラッグストアでも購入できます。

 

 

(例) コラージュフルフルシリーズ(持田製薬)

 

 

牽引性の薄毛にも通じるのですが、手の込んだ編み込みなど、芸術的なヘアスタイルを楽しんでいる女の子は、「キホン洗わないよ。汗、流すだけ」とのことですが、汗を流すだけでも十分ですので、続けてください。

 

 

ぬるま湯のシャワーでジワジワ、ジョワジョワ~と、指で指圧する要領で、もみ洗いをすると清潔を保てると思います。

 

 

頭皮にもほどよい刺激となって、血流改善にもなります。

 

 

粃糠性脱毛症

 

 

粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)です。

 

 

粃糠(ひこう)性脱毛症とは、頭皮の角質異常によって、乾燥した大量のフケが毛穴を塞ぎ、雑菌が繁殖して炎症を起こすことによって、髪が抜け落ちる脱毛症です。

 

 

脂漏性脱毛症に似ていますね。

 

 

【原因】

 

こちらは、洗浄力の強いシャンプー剤による過度の洗髪や、カラーリング、パーマ液などによって頭皮が強い刺激を受け続けたために引き起こされる症状です。

 

 

また、ストレスなどによる自律神経の乱れやホルモンバランスが崩れることによっても発症します。

 

 

【治療法】

 

軽度であれば、フケや炎症を抑える殺菌系のシャンプーなどで改善されます。

 

 

脂肪分の多い食事は控えましょう。

 

 

重度となると、脂漏性脱毛症と同様、ステロイド外用薬を用いて治療します。

 

 

【粃糠性からくる薄毛について】

 

 

粃糠(ひこう)の意味は「細かい米ぬかのような」ということ。

 

 

自宅で精米してご飯を炊くご家庭なら、「米ぬか」は知っていますよね。

 

 

玄米の外側部分をけずった粉です。

タケノコを炊くときにも使う、ベージュ色した粉状のあれです。

 

 

時々、スーツの肩から背中にかけて、フケが大量に降り積もっている男性を見かけますが、この粃糠性脱毛症かもしれませんね。

 

 

痒いし、フケが出るしで、一生懸命洗えば洗うほど悪化するので、早めに皮膚科で治療しましょう。

 

 

(予防ケア)

  • シャンプーで洗いすぎないこと
  • シャンプー&コンディショナー液を洗い残さないこと
  • 耳の裏側もきちんと洗うこと
  • 脂っぽい食べ物やスナック菓子などを減らすこと

 

 

シャンプーは脂漏性と同じで、「ミコナゾール硝酸塩(抗真菌剤)」配合のシャンプーを選ぶといいでしょう。

 

 

もちろん、睡眠もしっかりとって、規則正しい生活を送ることが前提です。

 

 

瘢痕性脱毛症

 

 

瘢痕性脱毛症(はんこんせいだつもうしょう)です。

 

 

瘢痕(はんこん)性脱毛症とは、さまざまな原因で毛包が破壊され、髪が生えてこなくる症状です。

 

 

髪が生えてこないその部位が瘢痕(はんこん)となって残り、毛包はすでにありません。

 

 

【原因】

 

皮膚疾患、火傷や、深い傷を負った傷あと、細菌や真菌感染、腫瘍の浸潤などが原因で、毛母細胞の幹細胞が破壊され、そこが瘢痕となります。

 

 

体質によっては、手術の縫合痕などが瘢痕化する方も少なくありません。

 

 

女性の場合ならば、(種類や技術にもよりますが)フェイスリフト施術の傷あとなどが、この瘢痕性脱毛症に当たります。

 

 

【症状の現れ方】

 

毛包がうみを持ち、周りの皮膚が赤くなります。

 

 

進行すると、毛が抜けて少しくぼんだ光沢のある状態となります。

 

 

【治療法】

 

早期発見、早期治療によって瘢痕化を最小限にとどめることが重要です。

 

 

原因となっている疾患を治すことで、脱毛の範囲が広がることを防ぎます。

 

 

範囲が小さい場合は、外科手術で瘢痕部分を縫い合わせ、目立たなくすることができます。

 

 

脱毛部分の範囲が広い場合は、植毛手術で回復させます。

 

 

この場合の植毛手術は人工毛ではなく、

自毛植毛を選択します。

 

 

自毛植毛は毛包を採取する際の傷痕や、毛を短く刈り上げたりと、女性にはハードルの高すぎる治療法ですが、今ではかなり技術も進歩し、見た目も含めてダウンタイムが短くなっています。

 

 

サチコ

今は、刈り上げなくてもいい方法もできていますよ。

 

マキ

植毛手術の直後でもわからないしね。

 

とはいえ、植毛の場合は、特にしっかりとしたクリニック選びを心がけましょう。

 

 

失敗したくない人のための「おすすめ」植毛クリニック in Japan

 

 

女性の薄毛でもっとも多いのは?

 

 

結局はホルモンバランスが崩れることが、女性の薄毛の最大の要因のようです。

 

 

女性の薄毛でもっとも多いのは、この「びまん性脱毛症」です。

 

 

「びまん」というのは、病気の症状が広範囲に広がり、患部は「ここである」と、特定できない様を言います。

 

 

拡散性、広汎性とも言えますね。

 

 

反対に、男性型脱毛症(AGA)では、M型、O型というようにハゲていく型(パターン)が決まっているので、これはびまん性ではない、ということです。

 

 

女性の「美」を保ってくれる、女性ホルモンの「エストロゲン」は、20代後半から30歳をピークに、徐々に減少していきます。

 

 

この頃から、毎朝のヘアブローに時間がかかったり、何となく髪のボリューム感に変化を感じたり、ということが起こり始めます。

 

 

そして、40歳から50代後半にかけてカクンと激減します。

 

 

マキ

シワやタルミが気になり始める時期ね。

 

ちょうどこの頃が閉経の時期にあたりますね。

 

 

そして、この後は、女性ホルモンの分泌量は限りなくゼロに近づくわけです。

 

 

女性の平均的な閉経年齢は、50歳前後と言われていますが、これも遺伝や生活習慣によって個人差があります。

 

 

ただ近年では、思春期の無理なダイエットや喫煙などの影響もあって、30代後半で閉経してしまう方も増えているようです。

 

 

サチコ

閉経は体の老化です。

老いに向かって、いろんな変化が起こり始めるので、それなりのケアが必要ですよ。

 

 

あまりにも早い閉経の場合、骨粗しょう症になりやすいので、40歳を過ぎれば、時々、骨密度の検査を受けながら、カルシウムとビタミンDの摂取を心がけましょう。

 

 

マキ

骨粗しょう症は恐ろしいのよ。

激しくせき込んだだけで、肋骨が折れたり、コワイのよ~。

 

40歳を過ぎれば、適度なエクササイズや食事だけでは補えない栄養をサプリで補給したり、成長ホルモンが分泌される時間帯にぐっすり眠ったりと、どれだけケアできたかが、見た目に露骨に現れてしまうのです。

 

 

ハリのあるツヤ髪とボリューム感をキープするために、がんばりましょう!

 

 

 

まとめ

 

皮膚科医 高宮先生



ここまで、いろいろな女性の薄毛の種類(症状)について見てまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

 

 

厳密に分類すると、もう少し種類も増えるのですが、大体この中のどれかに当てはまるのではないかと思います。

 

 

薄毛は「年齢的なものだからしかたない」とあきらめてしまわずに、きちんとケアすることで、若々しい見た目をキープすることは可能です。

 

 

また、今はいろいろな治療法があるので、薄毛治療を専門とするクリニックや、治療メニューを持つ美容クリニックなどに相談するのも、有効手段です。

 

 

顔の美容対策だけでなく、魅力ある美髪対策も早めにね。

 

 

360度の美女でいましょ。

 

 

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