
こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。
薄毛や抜け毛の予防対策をいろいろと試みてきた方々も、数年後には「やっぱ、ちゃんと専門の先生にみてもらうかな・・・」と病院探しを始める方が多いようです。
薄毛の悩みを効果的に解消するためには、自分に合った病院選びが大切です。
身近に、薄毛治療を受けた方がいれば、その人と同じ病院へ行けばいいのですが・・・、
そうでない場合は、自力で一から情報集めをしなければなりません。
そこで今回は、効果的に薄毛を改善するための病院選びについて、まとめてみました。
育毛サロンや育毛剤による薄毛改善を否定するものではありませんが、時間がかかる上に、商品との相性などもあります。
選ぶ商品によって、効果が出る人もあれば、出ない人もあります。
そういう点において、育毛剤などは、合う商品を見つけるまで、いろいろと使ってみる必要があります。
このサイトの趣旨は薄毛の「早期解決」と「確実性」なので、
病院での薄毛ケアをイチオシとしています。 |
薄毛治療の効果は、行く病院によって違う?
薄毛の診療を行っている病院というと、全国に数え切れないほどあります。
その中から、自分に合った病院を選ぶわけなのですが・・・薄毛治療の効果は、病院ごとに差があるものなのでしょうか?
薄毛のための基本の治療法とは
病院での薄毛治療の基本は、次の2種類のAGA治療薬です。
- フィナステリド(抜け毛防止)
- ミノキシジル(発毛促進)
働きの異なるお薬を、それぞれの症状に合った処方で用います。

これが基本方法です。
さらに効果UPを目指す方は、発毛メソセラピーなどを加えたりします。
本当に効果あるの?
この2種類のAGA治療薬の効果については、国内外で臨床試験が行われ、すでに客観的な評価がなされています。
例えば、日本皮膚科学会と毛髪科学研究会との共同事業で作成されている『男性型脱毛症(AGA)診療ガイドライン』でも、
「男性型脱毛症に対しては強くすすめる」と、高い評価を得ています。

男性のAGAに対して両方ともA評価です。
選ぶ病院によって薄毛治療の効果は違う?
選ぶ病院によって、薄毛治療の効果にどのくらいの差があるか、ということですが、お薬による治療の場合、あまり違いはありません。
どこの病院でも、一定の効果は見込めます。
むしろ、病院に行った時点で、どの程度、薄毛が進行しているかで効果実感は変わってきます。
あえて違いを挙げると、
先生の経験値と、扱っているオプション治療の種類ぐらいでしょうか。
オプションはあくまでも自由選択なので、基本はAGA治療薬です。
薄毛の状態が初期~中期(軽度)なら、お薬で十分な効果があるようです。

もちろん、普段の食事内容の改善も必要ですよ。
高い効果が見込めて、なおかつ経済的なのは、早めの治療です。
早めの治療が効果的と言われる理由は、こちらの記事にまとめています。
薄毛治療の薬に安価なジェネリックはある?
薄毛の治療薬として『プロペシア』は有名ですね。
ただ、飲み続けるとしたら、やや高額で、月々のお小遣いを圧迫します。
そこで、現在はプロペシアのジェネリックである『フィナステリド』を処方する病院が多いですね。
このフィナステリドというのは、プロペシアの主成分のことです。
薄毛治療についていろいろ調べていると、この二つの薬品名があちこちに登場するので、その違いがわからずイラッとした方も少なくないと思います。
違いはありません。
ただお値段が安いだけです。
ジェネリックなので、成分は同じ、効果も同じです。
- 『プロペシア』は商品名で、その主要成分がフィナステリドです。
- 『フィナステリド(商品名)』は、プロペシアのジェネリックでもあります。
「ジェネリック(後発医薬品)」とは、『プロペシア(先発医薬品)』の特許が切れたあとに販売された、新薬と同じ有効成分・効き目・安全性が同等であると国から認められたお薬のことです。 |

お薬の価格は、ジェネリックのほうが安価です。
この「同等に効果と安全性がある」ということについては、国内の日本人(治験モニター)を対象にした臨床試験で確認されています。
安価なジェネリックを選んでも、まったく問題ありません。
さらに効果的で安価なお薬もある!?
多くの薄毛専門の病院では、ジェネリック+αである、オリジナル治療薬を使うことが多いです。
これは、薄毛治療に有効なフィナステリドと、その他の有効成分を独自に調合しパッケージしたもので、より早い効果が期待できるようになっています。
独自調合なので、それぞれの薄毛の状態に適したものが処方できるのも、強みかもしれません。
何より、低価格でお薬を購入できる、というのが助かりますよね。
やみくもに安価なお薬は怪しくて怖いですが、
「ジェネリックであり、当院のオリジナルだから」という正当な理由があっての低価格なら、安心して使用できます。

医師の処方なので、
何かあれば、すぐに対処してもらえます
一般皮膚科と薄毛専門の病院・・・どちらが効果的?
薄毛・脱毛・頭皮トラブルに関しては、一応どこの皮膚科であっても診てもらえます。
ただ、一般の皮膚科と、薄毛専門の病院とでは、治療方法に大きな違いがあります。
その点をチェックしておきましょう。
一般皮膚科の薄毛治療とは?
近所にある皮膚科で診察してもらった場合、処方されるお薬は決まっています。
すでに承認されている「プロペシア(フィナステリド)」だけ、ということが多々あります。
【一般の皮膚科で処方される薬】
- プロペシア
- ケトコナゾールなど
ケトコナゾールは脂漏性皮膚炎などに処方されますが、育毛作用があるとされています。
プロペシアは抜け毛を止めるお薬なので、「抜け毛が増えたかな?」という段階ならば、十分に薄毛を止めることができます。
ただ、様子見をしていて髪が細くなってきている方などは、プロペシアのみでは回復はなかなか難しく、発毛をうながすミノキシジルの併用が望ましいようです。
その場合、ドラッグストアなどで販売されているミノキシジル配合の育毛剤を自分で購入します。
内服薬のミノキシジルは、薄毛治療としては国内で認可されていないため、普通の皮膚科では処方されません。
皮膚科での薄毛ケアについて詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてください。
薄毛専門の病院での治療とは?
一方で、薄毛を専門的に診ている病院では、必要なお薬はすべて準備されています。
- フィナステリド(プロペシアの主成分)
- デュタステリド
- ミノキシジル外用薬
- ミノキシジル内服薬
- 育毛サプリメント
- その他の有効医薬品
薄毛を専門的に診ているわけですから、海外で安全と有効性が認められたお薬であれば、国内で承認されていないものもふくめて、ほぼすべて取り扱っています。
「未承認薬を処方する」と聞くと、なーんとなく良くないイメージですが、そうではありません。
日本の法律では、海外で安全性と有効性が認められた医薬品であれば、国内未承認薬であっても、
医師法のもとで処方することができます。
つまり、専門知識のある医師が責任をもって治療薬を処方して、体調変化なども細かく観察しながら、最適な処方に微調整をしつつ異常な抜け毛を止めます。
そして、細かった髪を太く回復させていく、というのが専門病院の治療方法です。
薄毛治療は自由診療なので、多くの病院がお薬の費用のみで診察してくれます。
特に今は、初診からオンライン診察が可能になったので、自宅から無料で薄毛チェックしてもらえるようにもなっています。
薄毛専門病院と一般皮膚科・・・どっちがおすすめ?
どちらの病院で治療を始めるべきか、悩むところですが、方法としては次の二通りのコースがあります。
①まずは近所の皮膚科に行ってみて、薄毛の原因がAGAだった場合、
⇒薄毛専門病院へ
②最初から薄毛専門の病院で受診する。
(仮に、AGA以外の皮膚疾患が見つかった場合、まず保険診療の皮膚科で治療することを案内されます。)
⇒まず、近所の皮膚科で治療(保険診療)
⇒⇒その後、再びAGAを専門病院で診てもらう
いろいろ聞いてみたところ、以上のような流れになる方が多いようです。
薄毛に関しては、薄毛専門の病院で診てもらうことをおすすめします。

モチはモチ屋です。
真剣に診てくれますよ
現在は『AGAオンラインクリニック 』のようなオンライン専門の病院もあるので、以前ほど敷居は高くないと思います。
まとめ
本気で薄毛を治したいとき、
どんな病院に行けばいいのか、行く病院によって効果に差はあるのか、ということを基本の治療法と共に見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
参考になりましたでしょうか?
本気で薄毛を改善したいと思ったなら、今が治療どき、です。
薄毛の原因がAGAなら、薄毛専門の病院をおすすめします。
基本のお薬治療であれば、どこの病院でも効果に大差はありませんので、行きやすいところ、相性の良い先生やスタッフのいる病院を選ぶといいと思います。
通院できる範囲に薄毛治療の病院がない、という方は、オンライン診療を活用すると、時間と費用の節約にもなります。