ネクタイをした若手のビジネスマン

 

 

 

 

きちみや

こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。

 

薄毛や抜け毛の予防対策をいろいろと試みてきた方々も、数年後には「やっぱ、ちゃんと専門の先生にみてもらうかな・・・」と病院探しを始める方が多いようです。

 

薄毛の悩みを効果的に解消するためには、自分に合った病院選びが大切です。

 

身近に、薄毛治療を受けた方がいれば、その人と同じ病院へ行けばいいのですが・・・、

 

そうでない場合は、自力で一から情報集めをしなければなりません。

 

そこで今回は、効果的に薄毛を改善するための病院選びについて、まとめてみました。

 

サチコさん

病院によって薄毛治療の効果は違う?

 

薄毛治療の効果は、病院によって差が出るのでしょうか?

 

病院選びでとても気になる部分ですが、お薬治療の場合は実際のところ、あまり違いはありません。

 

薄毛治療では同じお薬を使用するため、どの病院を選んでも一定の効果は見込めます。

 

薄毛治療で効果が異なるのは、むしろ、治療を始めた時期や、オプションを利用するか否かでしょう。

治療のタイミングで効果が違う

 

お薬が薄毛に効果を発揮するのは、毛根が生きている状態に限定されます。

 

つまり、すでに毛穴が失われていたりすると、お薬では髪は生えてきません。

 

一見、地肌が目立っていても毛根が生きていれば再生できるので、そこは先生に診てもらう必要があります。

 

薄毛の状態が初期~中期(の初期)ぐらいなら、お薬で十分な効果があるようです。

オプション利用で効果実感が違ってくる

 

薄毛治療の基本はお薬での治療ですが、そこに細胞を活性化させるような治療法を加えることで、治療効果の上乗せをはかります。

 

先生方の説明では、薄毛治療の開始時から半年間にオプションの併用を行うと、とても効果的だそうです。

 

頭皮に直接薬剤を導入するため、副作用が少なく治療効果を高められるのが大きなメリットですが、治療費用もそこそこかかります。

 

薄毛中期以降の、地肌が目立ち始めた方におすすめです。

 

ただ、この治療についても毛根が生きている方にのみ、効果が期待できます。

 

オプションはあくまでも自由選択なので、基本はAGA治療薬です。

 

このように、どこの病院がいいかというよりも、治療を開始した時点でどの程度まで薄毛が進行しているかで、治療効果は異なります。

 

AGAが進行してしまうと、お薬で効果が期待できなくなるので、治療を始めるタイミングが特に重要だと思います。

 

サチコ

専門病院と一般皮膚科のどちらがより効果的かは、後ほど述べます。

薄毛のための基本の治療法とは

 

病院での薄毛治療の基本は、次の2種類のAGA治療薬です。

 

  • フィナステリド(抜け毛防止)
  • ミノキシジル(発毛促進)

 

働きの異なるお薬を、それぞれの症状に合った処方で用います。

 

サチコ

これが基本方法です。

さらに効果UPを目指す方は、発毛メソセラピーなどを加えたりします。

本当に効果あるの?

 

この2種類のAGA治療薬の効果については、国内外で臨床試験が行われ、すでに客観的な評価がなされています。

 

例えば、日本皮膚科学会と毛髪科学研究会との共同事業で作成されている『男性型脱毛症(AGA)診療ガイドライン』でも、

 

「男性型脱毛症に対しては強くすすめる」と、高い評価を得ています。

 

サチコ

男性のAGAに対して両方ともA評価です。

薄毛治療の薬に安価なジェネリックはある?

 

薄毛の説明をする先生

 

薄毛の治療薬として『プロペシア』は有名ですね。

 

ただ、飲み続けるとしたら、やや高額で月々のお小遣いを圧迫します。

 

そこで、現在はプロペシアのジェネリックである『フィナステリド』を処方する病院が多いですね。

 

薄毛治療についていろいろ調べていると、この二つの薬品名があちこちに登場するので、その違いがわからずイラッとした方も少なくないと思います。

 

この二つは、先発薬と後発薬(ジェネリック)というだけで、成分も同じ効果も同じです。

 

ただ、ジェネリックというだけに『フィナステリド』のほうが安価です。

 

Tips

  • 『プロペシア』は商品名で、その主要成分がフィナステリドです。
  • 『フィナステリド』が商品名になっている場合は、プロペシアのジェネリック商品ということです。

 

「ジェネリック(後発医薬品)」とは、『プロペシア(先発医薬品)』の特許が切れたあとに販売された、新薬と同じ有効成分・効き目・安全性が同等であると国から認められたお薬のことです。

 

サチコ

お薬の価格は、ジェネリックのほうが安価です。

 

この「同等に効果と安全性がある」ということについては、国内の日本人(治験モニター)を対象にした臨床試験で確認されています。

さらに効果的で安価なお薬もある!?

 

多くの薄毛専門の病院では、ジェネリック+αである、オリジナル治療薬を使うことが多いです。

 

これは、薄毛治療に有効なフィナステリドと、その他の有効成分を独自に調合しパッケージしたもので、より早い効果が期待できるようになっています。

 

独自調合なので、それぞれの薄毛の状態に適したものが処方できるのも、強みかもしれません。

 

何より、低価格でお薬を購入できる、というのが助かりますよね。

 

やみくもに安価なお薬は怪しくて怖いですが、「ジェネリックであり、当院のオリジナルだから」という正当な理由があっての低価格なら、安心して使用できます。

 

サチコ

医師の処方なので、何かあれば対処してもらえます

薄毛の専門院と一般皮膚科・・・どちらが効果的?

 

疑問に答える正木医師

薄毛・脱毛・頭皮トラブルに関しては、一応どこの皮膚科であっても診てもらえます。

 

ただ、一般の皮膚科と、薄毛専門の病院とでは、治療方法に大きな違いがあります。

 

その点をチェックしておきましょう。

一般皮膚科の薄毛治療とは?

 

近所にある皮膚科で診察してもらった場合、処方されるお薬は決まっています。

 

すでに承認されている「プロペシア(フィナステリド)」だけ、ということが多々あります。

 

【一般の皮膚科で処方される薬】

  • プロペシア
  • ケトコナゾールなど

 

ケトコナゾールは脂漏性皮膚炎などに処方されますが、育毛作用があるとされています。

 

プロペシアは抜け毛を止めるお薬なので、「抜け毛が増えたかな?」という段階ならば、十分に薄毛を止めることができます。

 

ただ、様子見をしていて髪が細くなってきている方などは、プロペシアのみでは回復はなかなか難しく、発毛をうながすミノキシジルの併用が望ましいようです。

 

その場合、ドラッグストアなどで販売されているミノキシジル配合の育毛剤を自分で購入します。

 

内服薬のミノキシジルは、薄毛治療としては国内で認可されていないため、普通の皮膚科では処方されません。

 

薄毛専門の病院での治療とは?

 

一方で、薄毛を専門的に診ている病院では、必要なお薬はすべて準備されています。

 

  • フィナステリド(プロペシアの主成分)
  • デュタステリド
  • ミノキシジル外用薬
  • ミノキシジル内服薬
  • 育毛サプリメント
  • その他の有効医薬品

 

薄毛を専門的に診ているわけですから、海外で安全と有効性が認められたお薬であれば、国内で承認されていないものもふくめて、ほぼすべて取り扱っています。

 

「未承認薬を処方する」と聞くと、なーんとなく良くないイメージですが、そうではありません。

 

日本の法律では、海外で安全性と有効性が認められた医薬品であれば、国内未承認薬であっても、医師法のもとで処方することができます。

 

つまり、専門知識のある医師が責任をもって治療薬を処方して、体調変化なども細かく観察しながら、最適な処方に微調整をしつつ異常な抜け毛を止めます。

 

そして、細かった髪を太く回復させていく、というのが専門病院の治療方法です。

 

薄毛治療は自由診療なので、多くの病院がお薬の費用のみで診察してくれます。

 

特に今は、初診からオンライン診察が可能になったので、自宅から無料で薄毛チェックしてもらえるようにもなっています。

薄毛専門病院と一般皮膚科・・・どっちがおすすめ?

 

どちらの病院で治療を始めるべきか、悩むところですが、方法としては次の二通りのコースがあります。

 

【まずは近所の皮膚科に行ってみる】

薄毛の原因がAGAだった場合⇒薄毛専門病院へ

 

【最初から薄毛専門の病院で受診する】

自分に最適な治療メニューをつくってもらう(仮に、AGA以外の皮膚疾患が見つかった場合、先に一般皮膚科で治療するようすすめられます)

 

 

 

いろいろ聞いてみたところ、以上のような流れになる方が多いようです。

 

薄毛に関しては、薄毛専門の病院で診てもらうことをおすすめします。

 

また、一般皮膚科よりも形成外科病院があればそちらがおすすめです(一般皮膚科よりも専門病院よりだったりします)。

 

薄毛の専門病院も、現在は最初からオンラインのみで治療してくれるところが増えているので、以前よりもずっと診てもらいやすくなっていると思います。

 

まとめ

 

説明する女性スタッフ

 

本気で薄毛を治したいとき、どんな病院に行けばいいのか、行く病院によって効果に差はあるのか、ということを基本の治療法と共に見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

参考になりましたでしょうか?

 

本気で薄毛を改善したいと思ったなら、今が治療どき、です。

 

薄毛の原因がAGAなら、薄毛専門の病院をおすすめします。

 

基本のお薬治療であれば、どこの病院でも効果に大差はありませんので、行きやすいところ、相性の良い先生やスタッフのいる病院を選ぶといいと思います。

 

通院できる範囲に薄毛治療の病院がない、という方は、オンライン診療を活用すると、時間と費用の節約にもなります。

サチコさん