きちみや

こんにちは、髪ふさアドバイザーの吉宮です。

 

植毛というと、

失敗したら悲惨な現実が待っている、というのは誰もが想像できますよね。

 

 

というのも、植毛は髪が増えるわけではなくて、今ある髪を移動させる技術だからです。

 

 

つまり、植毛に失敗ということは、その分、髪が永遠に失われるわけです。

 

 

そういう事情があるため、植毛手術を受けようと決意した薄毛患者は、受験勉強以来の必死さで各植毛クリニックの実力を調べ上げるわけですね。

 

 

ただ、初めて植毛クリニックを探し始めた時というのは、

どこから手をつけ、何から調べればいいのか、わからなくなってしまうという方も多いようです。

 

 

そこで、今回は、

すでに植毛に成功している「元」薄毛だった方々のお話を参考に、「成功する確率の高い植毛クリニック」を見つけるコツをまとめてみました。

 

 

ぜひ参考にして、実践してみてください。

 

 

植毛手術に成功するコツとは?








植毛に成功する、一番のカギは、どういうクリニックで植毛手術を受けたか、に尽きます。

 

 

ただ、植毛クリニックを選ぶといっても、どういう基準で選べばいいのか、迷うところです。

 

 

どこも良さそうだし、どこでもダメそうだし、ネット上の口コミをさぐってみれば、「よかった」という人もあれば、悪しざまに言う口コミもあり、「いったい、どっちなんだ!」と叫びたくなりますよね。

 

 

実は、植毛手術に成功して、大満足で生活を送っている方というのは、あまりネット上への書き込みなどはしていない様子です。

 

 

もう、自己完結してしまって、薄毛の悩みの話題に興味をなくしている、という感じです。

 

 

なので、ネット上の口コミは、あくまでも参考程度にしておくといいんじゃないかと思います。

 

 

それを頭の片隅の置きながら、

まずは、自分にぴったりの植毛手術方法を選ぶところから、始めることをおすすめします。

 

 

というのも、植毛手術の方法には、いくつかの種類があります。

 

 

どのような植毛手術の方法があるのかをチェックしてから、クリニック探しを始めることが、植毛手術に成功する最大のポイントです。

 

 

 

植毛手術にはいろんな種類があった!?


植毛といっても、実は、そのやり方にはいろいろな方法があります。

 

 

自毛植毛は人工毛植毛と違って、現在の毛髪総本数が増えるわけではなく、ある程度毛髪密度が高く、将来AGAにならない毛髪(毛包組織)を採取して、移動させる技術です。

 

 

サチコ

増毛効果はありませんが、いったん定着した髪は、その後お手入れする必要はありません。

 

この、「密度が高く」「AGAの影響を受けない」という条件がそろっているのが、後頭部の髪です。

 

 

後頭部から丈夫な髪を採取する方法にいくつかの種類があるわけです。

 

 

この方法によって、値段も違うし、痛みや傷跡、定着率など、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

 

マキ

植毛って全部が同じじゃないのね~。

 

自毛植毛の手術では、まず移植するための髪を採取するところから始めなければなりません。

 

 

そして、この採取方法こそが、クリニック選びの第一の手がかりです。

 

 

その採取の方法ですが、

  • FUSS(FUT)法
  • FUE法
  • ARTAS(FUE)植毛法

日本では、

主にこの3種類の方法のどれか、もしくは組み合わせで植毛手術が行われています。

 

 

もう一種類、Choi式(ニードル法)がありますが、これ単体で用いられることは、あまりありません。

 

 

では、これらの採取方法の特徴を一つひとつ見てまいりましょう。

 

 

植毛手術でFUSS(FUT)法を選んだ場合のメリット・デメリット

 

 

FUSS法というのは、

メスを使って髪の毛付きの頭皮を、帯状にはぎ取る方法です。

 

 

FUSS法

(Follicular Unit Strip Surgery)

 

 

従来の移植毛採取技法で、

「FUT」のほか「ストリップ法」とも呼ばれます。

 

 

世界中で最も多く採用されている方法でもあります。

 

 

まず、後頭部などのグラフト(移植毛)を採取する範囲の髪を、2~3ミリ程度の短さに刈り上げます。

 

 

これは、移植毛を採取しやすくするために必要な処理です。

 

 

マキ

髪が長いままだと、じゃまになって仕方ないもんね。

 

刈り上げ処理をした部分の頭皮を、メスで帯状にはぎ取ることで、グラフト採取します。

 

 

頭皮を切り取った(採取した)後は、上下の皮を縫い合わせ、傷口を閉じます。

 

 

このFUSS法は、ダウンタイムがありますが、一度で大量のグラフト採取が可能なため、広範囲の植毛もしくは高密度に移植を行いたい場合に向いた方法です。

 

 

FUSS法のメリット・デメリットとは?

 

 

(メリット)

  • 一度に大量のグラフト採取ができる
  • 皮膚ごと採取なので毛根の切断率が低い
  • 費用が抑えられる

 

 

(デメリット)

  • 抜糸が必要
  • 術後の手術痕が残る
  • ダウンタイムが長い(痛み、腫れ等の治りが遅い)
  • 施術にともなう拘束時間が長い
  • 皮膚ごとの採取なので、移植毛の質にばらつきがある

 

 

植毛手術でFUE法を選んだ場合のメリット・デメリット

 

 

FUE法というのは、

メスを使わないので、傷の治りも早く、傷あともほとんど残らない方法ですが、広範囲の植毛には不向きな面があります。

 

 

FUE法

(Follicular Unit Extraction)

 

 

FUE法では、パンチという細いストロー状の針で、毛根(毛包組織ごと)くり抜くことで、移植毛を採取します。

 

 

サチコ

ここでくり抜くのは毛包という、

毛穴から毛根まで髪の工場まるごとのことです。

 

メスを使わないので、傷口の治りも早く、術後の傷あとも目立たない、という画期的な採取方法です。

 

 

ただ、頭皮の内側にある毛根は見えないので、それを傷つけずに採取するには、ドクター自身の相当な経験と高度な技術が求められます。

 

 

※ 採取時に毛根が傷つくことを「ドナーロス」といい、うっかり切断などしてしまうと、移植毛としては使えなくなります。

 

 

FUE法の場合、

採取した移植毛の約20%がドナーロスとなる可能性があると言われています。

 

 

FUE法では通常、直径1.0~1.2ミリのパンチ(ストロー状の細い刃)を使って移植毛の採取を行いますが、現在では、傷あとを残さず、治りも早く、ということで、可能な限り細いパンチ(~0.5mm)を使用する傾向にあります。

 

 

ただ、やはり細くなればなるほど、移植毛の採取は難しく、経験値と技術力が必要となります。

 

 

現在、日本の植毛手術の主流は、このFUE法ですが、ドナーロスの割合をひたすら小さくして、生着率を上げていくことに、各植毛クリニックは創意工夫をこらしています。

 

 

ドナーロスについては、こちらの記事にまとめています。

植毛したら髪減った!?まさかの「定着しなかった髪」とは?

 

今、FUE法が人気がある3つのポイントとは?

 

 

FUE法はグラフト採取一つひとつが医師の手作業によって行われるため、その技術の練度しだいで、患者の受けるデメリットを極限まで低減する可能性を持ちます。

 

 

【傷跡が残らない】

 

FUE法では、極細の針で毛根をくり抜くので、手術後の傷の痛みはほとんどなく、手術中の出血もあまりありません。

 

 

傷跡といっても、注射針で刺した痕が、頭皮に無数についていると考えると、イメージしやすいと思います。

 

 

小さな傷跡には、数日後に小さなカサブタができますが、それが目立つようなことはなく、カサブタが自然に取れた後は、ほんのり周囲よりも肌色が薄い程度の違いです。

 

 

これらは、パンチのサイズが小さくなるほど、目立ちません。

 

 

見た目ダウンタイムなしが可能】

 

FUE法ではオプションですが、まったく髪を刈り上げることなくグラフトを採取する方法があります。

 

 

通常の方法であれば、グラフト採取のために後頭部の一部分を短く髪を刈り上げなくてはなりません。

 

 

そのために、手術後の見た目のダウンタイムが生じますが、FUE法の「刈り上げない方法」の場合、そういった髪が生えそろうまでの見た目ダウンタイムの心配は不要です。

 

 

植毛直後から、だれにも植毛をしたことを気づかれず、日常生活に戻れます。

 

 

女性やサービス業などに従事している方におすすめの方法です。

 

 

【ダウンタイムを最小限に抑えて広範囲の植毛も可能】

 

FUE法のデメリットとして広範囲の植毛が難しいという点が挙げられますが、FUSS(FUT)法とFUE法の併用により、対処することができます。

 

 

種類の違う採取方法を組み合わせることで、(患者の毛量などによっても違いはありますが)一回の施術で、最大で4000グラフト(毛髪約1万本)ほどの移植も可能となります。

 

 

刈り上げ部分も範囲も、限りなく目立たなくすることができるため、あまり他人の目を気にすることなく、生活できます。

 

 

広範囲の移植でも、FUE法を組み合わせることで、見た目のダウンタイムを最小に抑えることができるメリットがあります。

 

 

サチコ

でも、広範囲の場合は一気にしてしまうより、数回に分けたほうが体への負担も少ないと思います。

 

では、そのほかのメリットやデメリットも確認しておきましょう。

 

 

FUE法のメリット・デメリットとは?

 

 

FUE法で植毛をした時の、メリット・デメリットをまとめてみました。

 

 

(メリット)

  • メスを使わない(抜糸なし)
  • 頭皮を切らないので、傷痕が目立たない
  • 髪を刈り上げずに移植毛の採取が可能
  • ダウンタイムが短い(治癒が早い)
  • 痛みが少ない
  • 植毛直後でも他人にバレない

 

 

(デメリット)

  • 広範囲の植毛をするだけのグラフト採取が困難
  • 採取時の毛根切断率が高い(ドナーロス。採取した移植毛の傷つく割合は約20%)
  • 採取時・移植時ともにドクターの高い技術力を要する
  • 手数と時間がかかるため、費用が高額となる

 

 

 




植毛でARTAS(アルタス)を選んだ場合のメリット・デメリット

 

 

「ARTAS」とは、AI搭載のグラフト採取を行うための植毛ロボットです。

 

植毛手術自体は、FUE法です。

FUE法で行うグラフト採取を、専用ロボットが代わりに行うというものですが、人の手によるFUE法と違い、医師の技術力に左右されず、グラフト採取の成績も良好です。

 

 

コンピューター制御ですが、安全性や定着率も安定しているため、今では、多くの植毛クリニックが導入しています。

 

(ただし、採取した移植毛の頭皮への植え込みは医師が行います)

 

 

つまり、FUE法のデメリットである「熟練の技術者でなければ難しい」という部分を補うのが、この植毛ロボットARTASということですね。

 

 

このARTASには、4つのCCDカメラ(光に対して非常に感度が良いカメラ)が備え付けられており、グラフト採取時には、1秒間に50回もの撮影を繰り返します。

 

 

それによって、髪の生える角度や、向き、密度や本数などを正確に把握し、移植毛を採取する部分が自然な仕上がりになるように、最適な間隔でドナー採取を行います。

 

 

また、良質なグラフトが採取できるので、必然的に生着率(定着率)も高くなります。

 

 

サチコ

というのが、アルタス植毛なんですね。

 

ARTAS植毛法のメリット・デメリットとは?

 

ARTAS植毛

 

(メリット)

  • メスを使わない(抜糸なし)
  • 毛根が傷つく(ドナーロス)確率が低い
  • FUSS法に比べて治癒が早く、傷痕も目立たない
  • 医師の技術やセンスに左右されない
  • 治療費が少し安い

 

 

(デメリット)

  • 刈り上げをする必要がある
  • ロボットに備え付けられた採取針(パンチ)の径が、現在のFUEで使用されるパンチに比べてやや大きい(パンチが細いほうが、傷痕は目立たない)
  • 移植毛の採取はロボットだが、その後の作業は医師と看護師が行うので、やはり高度な技術を有した熟練者が望まれる

 

 

高度な技術を必要とするFUE法を、熟練度に関係なく容易に安定して行えるようにしたものがARTASですので、特筆すべきデメリットというものは、見当たりませんね。

 

 

パンチの径については、機械の規格に合ったものを使うので、オール手技によるFUE法のように「技法や径の違うパンチを自由に使い分ける」ということには、制限があります。

 

 

ただ、そういった点も、今後、改善改良されていくことでしょう。

 

(2018年時点でバージョンアップされた主な点)

  • パンチの径が1.0ミリ→0.8ミリまで細くなりました。(FUE法では1.0mm~0.5mmまでのものを使い分ける)
  • 一歩進んで、移植のための毛穴をARTASで作成できるようにもなりました(Site Making機能)

 

唯一、気になるのは、「移植毛を採取した後の作業は手作業による」という部分ですね。

 

 

ARTASによって生着率の高い良質の移植毛が採取できるなら、その後の作業も、経験豊富で高い技術力を有する医師にお願いしたいものです。

 

 

そのためにも、信頼のおけるクリニックで植毛してください。

 

サチコ

移植した髪は一生もの、ですからね。

 

主流ではありませんが、

Choi式についても、少しだけ説明しておきます。

 

Choi式(ニードル法)

 

 

1992年に韓国で開発された植毛法で、開発者の名前をとって「Choi式」と呼ばれています。

 

 

細い針を用いて、穴あけと植毛とを同時に行う方法で、生え際などの産毛や、細い毛の移植に向いています。

 

 

サチコ

特に女性の生え際は繊細なので、このChoi式ですると自然に見えるそうですよ。

 

Choi式は、密度の高い移植には不向きで、繊細な部分への植毛に用いられる技法です。

 

 

まとめ

皮膚科医 高宮先生の解説


 

植毛手術に成功する第一歩として、どのような植毛方法があるのかを知っておくことも大事です。

 

 

現在、日本の植毛クリニックで行われている植毛方法を見てきましたが、いかがでしたか?

 

 

それぞれのグラフト採取法の特徴、なんとなくご理解いただけましたでしょうか?

 

 

自毛植毛とは、こういった方法を用いて、移植するためのグラフト(移植株)を採取しています。

 

 

これらの中で、

自分に合った方法、もしくは自分が望む植毛方法はどれだと思いますか?

 

 

どの方法にもメリットとデメリットとがありますが、それを考慮した上で、どの方法が自分に一番合っているか考えてみてください。

 

 

グラフトの採取方法をある程度決めたならば、それを行っているクリニックをピックアップし、その中からクリニック候補を選びだすといいですよ。

 

 

いずれにしても、植毛の仕上がりは医師の技術によるところが大きいのは間違いありません。

 

 

クリニック選びは、ネット上の口コミではなく、自分で各クリニックのHPをしっかりと読み込んで、信頼できるクリニックを見つけだしてください。

 

 

今は、どこの植毛クリニックもメール相談のコーナーを設けていることが多いので、ちょっとした質問などは、そういうサービスを活用するといいと思います。

 

 

その上で、カウンセリングを受けて、最終判断を下すように、してくださいね。

 

 

サチコ

明るい未来のために、最良のクリニックを見つけてください。

 

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